SIG-TL
教師教育・実践研究
本SIGの略称TLは、Teaching & Learning(教授・学習)、Teacher Learning(教師の学び)、Technology in Learning(学びにおけるテクノロジの活用)、Teacher education and Lesson study(教師教育と授業研究)、Transformative Learning(変革のある学び)を表しています。
このような分野ですでに研究している方だけでなく、これから研究を始めようと思っている方や、興味関心のある方のご参加を期待しています。
代表 | 坂本 將暢(名古屋大学) |
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副代表 | 今井 亜湖(岐阜大学) |
SIG委員 | 坂本 將暢(名古屋大学) |
コアメンバー | 益子 典文(岐阜大学),姫野 完治(北海道教育大学),深見 俊崇(島根大学),谷塚 光典(信州大学),島田 希(大阪市立大学),古田紫帆(大手前大学),脇本健弘(横浜国立大学) |
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- 設立趣旨
約60年前に西本三十二・西本洋一が「教育工学」を用いて以来、教育工学は教育に関係した諸要因(教育目標、教育内容、教材・教具、教育方法、学習環境、児童生徒の行動、教師の行動など)やそれらの相互関係を解明し、教育効果が最大になるよう実証的に研究する分野と位置付けられています。
昨今の教育の状況、とくに教師・児童生徒や授業を取り巻く複雑で多様な状況を的確に捉え、その背景にある諸問題を解明したり、教育システム・環境を開発・適用したり、教授-学習過程(子どもの学び/教師の授業の可能性)から技術を体系化したりすることは、いままさに教育工学が取り組む課題と言えます。さらに、教師の働き方や専門性の在り方など、以前より学際的(幅広く)かつ専門的(深く)な視点でこれらの課題に向き合う必要があります。
そこで、教師教育・実践研究のSIGを設立し、実践的な立場から教育工学が取り組む課題にアプローチすることに興味関心のある本学会会員と学問的な交流を継続して行うことにしました。
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- 主な活動内容
現在、次の開催を企画しています。
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- 1)関連分野の著名人を招いた研究会
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- 2)萌芽的研究や若手研究者・教育実践者の研究の発表と勉強会
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- 3)データを用いた分析のワークショップ
これまでにも「大量退職・大量採用」「教職大学院」のような関連する時事のトピックを取り上げてきました。引き続き今日的教育課題である「教師の資質」「個別最適な学び」「協働的な学び」「GIGAスクール」「ICTを活用した学び」「STEAM教育」「学習評価」「教育データの活用」「スクール・ミッション/スクール・ポリシー」「教員の育成指標」「ポスト教員免許更新講習」「教師の人材確保」などの時事のトピックや、今更聞けないトピックを研究会や勉強会で取り上げていきたいと考えています。
コロナ禍であることを逆手に取り、各種イベントを対面だけでなくオンラインでも実施することで、子育て中・介護中の会員のみなさんにも気軽に参加してもらえるようにしたり、海外の研究者を招いたりすることも検討しています。多くの方がSIG-TLに参加してくださることを願っています。
本SIGの活動については、学会webページやSIG-02のFacebookでお知らせします。ぜひ、ご確認ください。
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