日本教育工学会
(Japan Society for Educational Technology) は,
昭和59年 (1984年) に設立されました.

一般社団法人日本教育工学会が扱っています「教育工学」は人文社会系と理工系,ならびに人間に関する学問分野を融合した学際的な学問です.教育工学の研究対象は,時代と共に変化してきました.

「教育工学」は学問領域として認められており,文部科学省の科学研究費補助金の研究領域の分科細目の1つとなっています.この細目「教育工学」には大学関係者を中心に多数の研究が申請されており,教育工学の研究が精力的に行われています.

日本教育工学会は1984年に設立されました.設立以来,本学会は着実に発展しており,図に示しますように会員数が毎年増加しています.日本教育工学会は2019年には創立35周年を迎えています.

全国大会は,2019年から発表・交流・共有の機会を増やすため,秋と春の開催となりました.2020年春季全国大会は,急遽,オンラインでの試行開催となりましたが,多くの会員の参加と活発な議論が行われ成功を収めました.

2021年03月に,任意団体から一般社団法人へと移行しました.3,300人あまりの会員が所属する学会として組織的な整備を行います. ますますの発展をご期待ください.

会員構成

本会の会員は,大学等の教育機関,小中高校,各種団体,企業等において,教育工学に関する研究,開発,実践を行っている者から構成されています.

会員種別

種別年会費
正会員教育工学の研究開発に携わり,本会の目的に賛同して入会した個人9,000円
准会員教育工学に関心をもち,本会の目的に賛同して入会した個人5,500円
学生会員本会の目的に賛同して入会した学生*5,500円
維持会員本会の維持に協力する法人および団体一口 50,000円
名誉会員教育工学の発展に特に功労のあった者で,理事会の推薦を経て総会で承認された個人不要

入会金:1,000円

運営組織

本学会は,会員(正会員,名誉会員)の選挙によって選出された代議員,代議員総会において選任された理事会のもとに,各種委員会が組織され,諸事業の運営を行っています.
尚,春季全国大会開催時に行われる代議員総会において重要事項を決定しています.

事業

(1)機関誌の発行

→日本教育工学会論文誌を年4回,ショートレター増刊号1回,また英文論文誌(Information and Technology in Education and Learning)(ITEL)を年1回発行しています.
これらには,正会員・准会員・学生会員・名誉会員が投稿できます.執筆の手引き,投稿規程
を参照の上,ご投稿ください.

(2)ニューズレターの発行

ニューズレター(JSET Newsletter)を年5回以上発行し、会員等にメールで配信しています.

(3)全国大会の開催

全国大会を年2回開催し,研究発表と討論を行っています.また,論文集を発行しています.
全国大会では,正会員・准会員・学生会員・名誉会員が登壇し発表できます.また,維持会員の企業等に所属する者は, 3名まで登壇し発表することができます.

(4)研究会の開催

研究会を年4回開催しています.
研究会は,会員のみならず,教育工学研究を行っている非会員の方も発表できます.
開催予定や申し込み方法は研究会ページを参照してください。

(5)SIG

特定のテーマに興味・関心を持つ会員がグループを形成して、研究会やセミナー等を行う
SIG(Special Interest Group)の活動を推奨しています.

(6)重点活動領域

学会として重点的に取り組んでいる領域を社会に示し,学会としてのプレゼンスを高め,社会
貢献に寄与することを目指し,重点活動領域を設けています.2023年現在、「情報教育部会」「
学習環境部会」「学習評価部会」「先端科学技術とELSI部会」の4部会で取組みを進めています.