SIG-MC
マイクロクレデンシャル
学校教育や高等教育、生涯学習にわたり身につけた特定の知識やスキルを証明するマイクロクレデンシャルに関わる研究開発と、情報共有のためのセミナー等を開催します。
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- 設立趣旨
マイクロクレデンシャルは、学習によって得られた知識やスキルをデジタル化して証明する「デジタルバッジ」に限らない、さまざまな可能性を有している。例えば、マイクロクレデンシャルをCASE (Competency and Academic Standards Exchange)と呼ばれる教育分野における学習目標や成果、スキルセットを標準化し、共有するためのフレームワークと組み合わせることで、教育内容の透明性を高め、異なる教育機関やプログラム間での学習成果の比較と移行が容易にし、教育プログラムの設計、評価、認証プロセスに一貫性を持たせることが可能となる。マイクロクレデンシャルは学校教育や高等教育と生涯学習を接続するためにも有用であり、そのためには、マイクロクレデンシャルの教育機関へ普及し、教育機関の既存のカリキュラムやシラバスをCASEに対応させ、マイクロクレデンシャルを介した真正性のある学習評価を普及するなど、異なる教育機関における教育の相互運用性を高める必要があり、その手法や普及に関する先進的な研究が必要がある。本SIGを設立することで、世界的にもまだ途上であるマイクロクレデンシャルに関わる研究開発を促進したい。
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- 主な活動内容
会員及び一般向けにワークショップを、またマイクロクレデンシャル研究を推進するための勉強会を定期的に開催します。加えて、JSET 全国大会または研究会において、関連研究の学会発表を行い、SIGセッションにおいて研究に関する議論を行います。
これにより、マイクロクレデンシャルを用いた先進的な研究の可能性について、学会員の理解を向上し、マイクロクレデンシャルを用いた先進的な研究を推進し、本学会において関連研究の発表数を増加させ、情報科学や生涯学習等、他分野の研究者との連携を強化したいと考えています