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SIG-TL第1回研究会
同じ授業を見ても、教師同士や研究者同士はもちろん、教師と研究者で視点や感じ方はさまざまです。協働で授業分析をする際に、このような相違は、新しい気付きや研究的なコンフリクトをもたらし、だからこそ、研究として一歩も二歩も前に進めることを可能にします。
名古屋大学のサルカールアラニ先生は、このような視点や基準を分析者の「レンズ」として位置づけ比較授業分析に取り組んでいます。とくに、そのレンズを有する文化的・社会的背景を解明することに、複数の国の教師や研究者を対象にして、各国の授業観や教授技術に着目した国際比較授業分析に取り組んでいます。
我が国の問題を世界の問題に、あるいは世界の問題を我が国の問題に相互にすり替えてしまい、本来的に考えるべき教師教育・実践研究の事柄を、私たちが教育学的にも工学的にも見失っていないかを本研究会をとおして再考するきっかけになることを願っています。
当日は、サルカールアラニ先生の研究の成果を踏まえ、対話的に進めたいと考えています。ぜひごご参加ください。
- 日時 :2022年6月11日(土)13時~15時
- 題 :(仮)文化基底にもとづいた比較授業分析の意義
- 講演 :サルカール アラニ モハメド レザ(名古屋大学・教授)
- 開催方法 :Zoom(ID等は前日までにメールでお知らせします)※名古屋大学教育学部棟にも会場を設けます
- 申込先 :https://forms.gle/G9roEN1TC3kpTVsT8 (6月10日(金)15時までにお申し込みください)
- 問い合わせ:坂本將暢(名古屋大学)msakamoto[at]nagoya-u.jp