旧SIG活動
SIG-08
イベント
第4回研究会
メディア・リテラシー、メディア教育に関する講演・研究交流を行います。講演セッションでは「ゲスト講師の講演から学ぶ」ことを通じて研究活動を促進します。研究交流セッションでは「現在進めている研究の経過報告・意見交流」を行うワークショップを行います。詳細・プログラムは以下の通りです。
テーマ
『メディア・リテラシー、メディア教育に関する研究の方向性を確認する』
日時
2016年6月4日(土) 13:00~17:40
場所
武蔵大学 1号館1101教室
http://www.musashigakuen.jp/access.html
http://www.musashi.ac.jp/annai/campus/ekoda.html
参加費
無料
その他、連絡事項
※18:00から参加可能な方のみ駅近くのお店で懇親会を行います(会費5,000円程度)。予約をしますので事前参加登録にご協力ください。
※研究交流セッションにおいて、ご自身の「研究や実践の経過報告(学会全国大会で口頭発表を予定している内容)」について意見交流を行います。申し込み時にテーマを記入の上、当日A4で1~2枚程度のレジュメを10部持参してください。
※本SIG研究会は日本教育工学会の会員でなくても参加可能ですが、全国大会で発表する場合は学会に入会する必要があります。
実行委員
中橋 雄(武蔵大学)、宇治橋祐之(NHK放送文化研究所)
プログラム
- 受付開始(12:30)
- 開会・諸連絡(13:00-13:20)
- 講演(13:20-15:20)
「新しいメディア・リテラシーの伽藍配置:思想・理論篇」
講師:水越 伸(東京大学) - 休憩(15:20-15:40)
- 研究交流(15:40-17:30)
※グループに分かれ、学会全国大会で発表予定の研究内容について意見交換をするワークショップを行います。 - 閉会・諸連絡(17:30-17:40)
講演会講師の紹介
今回は、本SIGのアドバイザーでもある水越 伸教授(東京大学)をお招きし、メディア・リテラシー、メディア教育の研究分野に関する展望についてお話しいただきます。水越 伸教授のご専門はメディア論で、教育工学研究とはやや異なる立場からメディア・リテラシーの研究を行ってきた第一人者です。広く知られている「メルプロジェクト(2001~2005年度)」「メル・プラッツ(2007~2011年度)」など、様々な研究プロジェクトやワークショップを通じて、メディア・リテラシー、メディア教育の研究分野を切り拓いてこられました。また、2014年からは、メディアとコミュニケーションをめぐる雑誌『5:Designing Media Ecology』を創刊するなど、常に新しいものの見方・考え方を提案していらっしゃいました。
2001年度の学会全国大会では山内祐平教授(東京大学)と「学校と地方放送局の連携モデルの設計 (2) ─メディア・リテラシー教育の展開─」について共同研究発表をされています。本学会でメディア・リテラシー、メディア教育の研究が活発に行われるようになったのは、そうした研究交流が行われたこともひとつの要因だと考えられます。今回の講演によって、本SIGの研究活動をさらに発展させていくことができると考えています。
水越 伸氏 略歴
1963年生まれ。東京大学大学院情報学環教授。歴史的、思想的な知見を踏まえつつ、日常世界におけるメディアと人間の関わり方を異化し、組み替えていくような実践的メディア論に取り組む。著書に『改訂版 21世紀メディア論』(放送大学教育振興会、2014年)など。バイリンガルの独立雑誌『5:Designing Media Ecology』編集長。
http://mediabiotope.com