SIG-05 SIG-06
イベント
SIG-05&06共同研究会 「Epistemic GameとQuantitative Ethnography」
SIG-05(ゲーム学習・オープンエデュケーション)とSIG-06(協調学習・学習科学)では、12/17(日)に共同で国際ワークショップを行います。オンラインの発話分析の方法であるEpistemic Network Analysisが主要テーマですが、基調講演を行うDavide W. Shaffer氏は、質的研究にも応用可能な方法に拡張して、Quantitative Ethnographyという方法論を提唱していらっしゃいます。ご関心をおもちの方の積極的な参加をお待ちしております!
テーマ
「Epistemic GameとQuantitative Ethnography」
内容
学習者の発話を分析することにより、その学びを評価することは、ゲーム研究でも協調学習の研究でも大切な方法になってきています。学習者どうしの発話を計量的に評価する方法は様々に提案されていますが、その1つであるEpistemic Network Analysis(ENA)を開発されたウィスコンシン大学マディソン校のDavid Shaffer氏が、このたび来日されます。
ENAは、社会ネットワーク分析(Social Network Analysis: SNA)によく似た方法を用いていますが、関係性ではなく、発言の内容を分析するところに特徴があります。Shaffer氏は、ゲーム学習研究にこの方法を用いて分析をなさっているチームを率いていらっしゃいます。最近では、ENAを用いて定量的なエスノグラフィーを実施する方法論を提案されています。
今回の研究会では、Shaffer氏に、Epistemic Gameというゲーム研究から、定量的な分析方法であるENAを開発されたいきさつや、その研究内容について、基調講演をしていただきます。(日本語による要約通訳あり)
また、午後はJSET会員の3つの研究チームから、実際のデータを使ってENAによる分析を行い、再吟味するワークショップを行います(こちらは英語で行います)。
午前・午後だけの参加も歓迎しております。ゲーム学習やMOOC/協調学習の評価のための発話の分析にご興味のある方の参加をお待ちしております。
日程
2017年12月17日(日)
10:10〜12:00 講演
10:10〜12:00 講演
David Shaffer氏(ウィスコンシン大学マディソン校)
“Epistemic Game & Quantitative Ethnography”
要約通訳:大島純(静岡大学学習科学研究教育センター)
昼食
13:30〜17:30 Epistemic Network Analysis Workshop
※下記の3つの研究(歴史学習ゲーム・創造性ワークショップ・オンライン掲示板)の発言データの分析をEpistemic Network Analysisというネットワーク分析の方法を用いて再吟味するワークショップを行います。
- 池尻良平「 歴史の因果関係を現代に応用する力を育成するカードゲーム教材のデザインと評価」
- 安斎勇樹「 創発的コラボレーションを促すワークショップデザイン」
- 望月俊男・北澤武・大島純・鈴木栄幸・舟生日出男「Enhancing Online Structured Dialogue During Teaching Internships Through Digital Storytelling to Promote Professional Socialization
17:30 閉会
18:00〜 懇親会
会場
専修大学 神田キャンパス 5号館571教室
(〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
研究会参加費
無料
共催
静岡大学学習科学研究教育センター(RECLS)
備考
会場の都合上,申し込み数が募集定員に達し次第,参加申し込みを中止します.
研究会終了後,情報交換会を開催します.御都合のつく方はこちらもご参加ください
(先着20名様).