研究会HPの記載変更について(2026年度予定)

 これまで、研究会のHP (https://www.jset.gr.jp/wp-jset/research/)には「研究会で期待される発表」の例示として「1.論文投稿ができるレベルまで完成した時点での発表(討論を踏まえて投稿したい場合)」と記載してきました。これは研究会での発表と討論を通して、論文が改善され、査読付き学会誌に投稿されるという流れを想定して述べていたものです。実際、日本教育工学会論文誌の投稿規程においては、研究会での発表内容は例外的に二重投稿と扱わずに「加筆した形で投稿する」ことが認められています。
 しかし、上記の「論文投稿ができるレベルまで完成した時点での発表」という表現は、高い完成度をイメージさせるものでもありました。もし筆者が投稿してもよいレベルに達していると考えるならば、研究会での討論に何を期待するのか不明瞭になるとも言えます。
 また、現状の例示では、完成した研究ではあるが、学会誌への投稿を予定していない内容の発表は期待されていないようにも読めました。しかし、実際にはそうした発表も多くなされています。そこでこの度、HP上のこの部分の記述を下記のように改めることとします。研究会のあり方に関する本質的な変更でなく、より実態に適合させる変更であるとは考えていますが、混乱を避けるため、この変更を2025年12月研究会終了後に行うことを予告させていただきます。

【現在】
 研究会で期待される発表には,おおむね以下のようなものがあります.①論文投稿ができるレベルまで完成した時点での発表(討論を踏まえて投稿したい場合)②研究の中間レベルの時点での発表(討論を踏まえてさらに研究を展開したい場合)③しっかりとした研究企画ができた時点での発表(討論を踏まえて研究を実施したい場合)

【改定後】
 研究会でご報告いただく内容としては,研究の企画段階のものから,中間地点にあるといえるもの,完成されたものまで幅広く想定しています.また,日本教育工学会論文誌では,研究会で発表された内容を翻訳・加筆した形で投稿する場合は,例外として二重投稿にはならず,投稿が可能です.このため,日本教育工学会論文誌への投稿を視野に研究をすすめており,研究者との討論を踏まえて内容を洗練されたい場合も研究会の機会をご活用ください.

研究会委員会