SIG-CL
イベント
SIG-CL & LS Japan セミナー 2023-02(東京会場)
今回のセミナーは,5/28(日)に大阪・梅田の関西学院大学大阪梅田キャンパスで,6/3(土)に東京・神保町の専修大学神田キャンパスで,国際ワークショップを行います!(それぞれ同じ内容です)
大阪会場のご案内はこちらのリンクからご覧ください.
<概要>
2017年12月にワークショップを行っていただいたウィスコンシン大学のチームが来日し,Quantitative
Ethnography (QE)のアイデアを理解するとともに,リサーチプランを立てて,そのリサーチプランを発表しにメルボルンに行くという楽しい目標のワークショップをすることになりました!
QEは,定量的エスノグラフィーの名前のとおり,質的なデータを分析するエスノグラフィーに対して定量的なアプローチをする方法です.人々が何をし,どのように考えているのかは,デジタル社会の発展とともに,これまで以上に多くの情報を得ることができるようになりました.しかし,データがあまりに膨大で,定性的な分析が不可能になるばかりか,統計的には有意だが意味のない定量的な結果をもたらすことにもつながってきています.
定量的エスノグラフィーは,定性的アプローチと定量的アプローチを融合させた方法論で,データ全般を,特定の文化圏の言説に関する証拠と見なします.この証拠から意味を見出し,その文化を理解するために,研究者はGeertzが言うところのデータの質的な「厚い」記述を達成しようとするものです.
今回の研究会では,QEの考え方を,チームリーダーのDavid W. Shaffer先生が解説してくださるとともに,どんな研究ができそうかについて,事例をもとに考えます.また,午後はWebブラウザ上で使える分析ツールWebENA Toolを紹介して,簡単なデータをもとに,どのように分析したら良いかについてハンズオンで学んでいきます.最後に,自分の研究で何ができそうか,ブレスト的に考えます.
●日程 2023年6月3日(土)*基本的には,大阪会場と同内容です.
●プログラム(予定)
10:00〜12:30 QEのことを知ろう!(QEとは何か?についての講演+簡単な事例紹介)
12:30〜13:30 昼食休憩(時間が短いので,お弁当をご持参ください)
13:30〜17:00 ENAツールを使ってQEしてみよう! ※多少時間が延長する可能性があります
18:00〜 懇親会(任意)
●参加費:無料
●持ち物:
(1)ノートパソコン ※ワークショップでは,ご自身のパソコンからwebツールにアクセスしていただきます.
(2)ネットワーク接続用ルーター(デザリング端末)等
※会場には,eduroamが整備されていますので,加盟機関に所属する方はeduroamへ接続することが可能です.ご所属が,eduroamに加盟しているかどうかは,次のリンクからご確認ください.https://www.eduroam.jp/participants/siteinfo.html
※eduroamの利用にはIDが必要です.まだIDをお持ちではない場合,事前にご所属機関で手続きを済ませてからご参加ください.
●会場: 専修大学 神田キャンパス(〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
●申し込み締め切り:2023年5月28日(日)23:59
●共催:静岡大学学習科学研究教育センター(RECLS),LS Japan
【その他のご案内】
※この研究会は,日本教育工学会および日本学術振興会科学研究費補助金によって運営されています.
※懇親会の定員は,20名となります.
※主要なセッションは,逐語通訳があります.
※ハンズオンワークショップでは,SIG-CL(LS Japan)コアメンバーのうち英語が比較的できるメンバーで,必要に応じて要約通訳をいたします.
※ハンズオンワークショップでは,ご所属や職位を考慮した3名ほどのグループに分かれて活動をいたします.当日の無断欠席はご遠慮ください.
※参加者予定の皆様には,補助資料などのご案内に関するメールを5/29頃に配信いたします.ご確認をお願いいたします.