SIG-ID 「第5回定例ゼミ」開催報告

●第5 回:2022 年06 月22 日 13:00~14:00
●参加者数:9名
●テーマ:授業形態のタキソノミー

紹介した論文:
Bhavik K. Pathak & Shailendra C. Palvia (2021) Taxonomy of higher education delivery modes:
a conceptual framework. Journal of Information Technology Case and Application Research,
Vol. 23, 36-45


コロナ禍での授業のオンライン化の波を経て,対面やオンライン,ハイブリッド等の多様な授業形
態が混在して展開されています.それらを俯瞰的に整理するひとつの手がかりとして,授業形態の分類を試みた文献を取り上げ,議論しました.文献では,米国の大学教育事情やコロナ前のオンライン教育を概観するとともに,2020年春以降に急速に普及したオンライン同期型の授業形態を含めたマトリックスが提示されていました.

参加者からは,教室での対面授業とオンライン同期型授業が1つのカテゴリに分類されているのが
興味深いという意見が出ました.また,オンライン非同期が効果の面で最も低く位置づけられていることについて,オンライン非同期ならではの数々のメリットが挙げられました.ポストコロナに向けた授業形態の模索が続くなか,各授業形態の可能性を考えるよい機会となりました.

文責:阿部真由美(早稲田大学)


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