SIG-CL
イベント
『LS Japan Research Meeting 2023』開催のお知らせ
SIG-CL「協調学習・学習科学」では,定期的にオンライン・オフラインの研究会や,講師をお呼びしてのセミナーを開催していますが,学習科学の研究や学習科学に基づく教育実践はますます注目されてきています.そこで今後,SIG-CLでは「協調学習・学習科学」に関心をもつ学会員の皆様の研究力向上を目指して,年1回程度,学会員の皆様が発表できる「LS Japan Research Meeting」という研究会を実施しようと考えています.今回は,2020年3月以来の久しぶりの開催です.
今回の研究会では,海外の学習科学者を招いての「キーノートセッション」と,発表者のご研究を議論する「ディスカッションセッション」からなる1日のプログラムを企画しています.「ディスカッションセッション」では,ディスカッションの時間を比較的長くとって,協調学習・学習科学・CSCLの研究としてよりよいものにするために,どのようにしたらよいか,ということについて,参加者同士で議論します.このご発表は,JSET研究会・全国大会などで既に発表したものや,今後発表する内容でも構いません.詳細は未定ですが,海外からの参加者(キーノートスピーカー等)と一緒に議論できる「英語セッション」も設ける予定です.
【開催概要】
- 日時:2023年03月18日(土)10:00〜17:00(予定)
- 場所:専修大学 神田キャンパス(〒101-8425 東京都千代田区神田神保町3-8)
- 参加費:無料 ※お昼ご飯は,各自で会場近隣の飲食店をご利用ください
- 発表申し込み締め切り:2023年02月18日(土)23:59 → →2月28日(火)※延長しました
- 聴講申し込み締め切り:2023年03月10日(金)23:59
- 申し込み方法:発表・参加については申し込みページ(https://forms.gle/HZpbct3hwNTNoFLh7)からお申し込みください
- 講演者:Freydis Vogel 氏 (University of Hamburg) ※英語で実施、逐語通訳あり
- キーノートテーマ:コラボレーション・スクリプトとは何か?
学習科学,とくにCSCLの研究において長く研究されてきていることの1つに,「コラボレーション・スクリプト」があります.コラボレーション・スクリプトは,話し合いやグループ活動の進め方について,手順や役割を示してガイドする,協調学習の足場かけのことです.Freydis Vogel氏は,CSCLにおけるスクリプトに関する研究論文やレビュー論文も出しており,この分野の第一人者としての地位を確立しつつある若手研究者です.今回のキーノートでは,Vogel氏に,コラボレーション・スクリプトとは何か,なぜ協調学習を実りあるものにするために重要なのか,コラボレーション・スクリプトを設計する際に注意すべき点,実際の活用,現在の研究課題などについてお話しいただきます.
※この研究会は,株式会社内田洋行の寄附金および日本学術振興会科学研究費補助金によって運営されています.