【特集記事】SIG-IDについて

SIG-ID代表 阿部真由美(早稲田大学)

 SIG-IDは,インストラクショナルデザイン(Instructional Design,ID)の基礎理論を探究し,学校教育や企業内教育,生涯教育といった多様な現場への適用を普及することを目指して活動をしています.2015年に発足し,登録者は389名となりました(2024年9月28日現在).具体的には,以下のような活動を促進していくことを目的としています.
 ・IDに関する研究発表や論文投稿を行う.
 ・海外のID理論や研究を紹介する.
 ・IDに関心を持つ方々に,IDの基礎を学んでもらう機会を提供する.

 これまでの実績として,FD研修会の運営や定期的な自主ゼミの開催,ID初心者研修の企画・実施,IDレビュー論文の投稿・研究会での発表等が挙げられます.

 2024年度の主な活動は,メンバーによる自主的な勉強会である「定例ゼミ」と,ID初心者を対象とした「ID初心者向けワークショップ」の開催です.

 定例ゼミは,1~2カ月に1回のペースで,IDに関する研究のレビューをしています.各回,参加者が持ち回りでトピックや文献を選定して話題を提供し,Zoomで議論します.

 ID初心者向けワークショップは,IDについて学んでみたいと考えているJSET会員のみなさまに向けた企画です.SIG-IDへの登録の有無に関わらず,JSETの会員であればどなたでもご参加いただくことができます.今年度は2024年11月10日(日)13:30~16:30に,千葉工業大学の津田沼キャンパスで実施します.テーマは昨年度に引き続き「はじめての人のためのインストラクショナルデザイン~ID第一原理を使ってみよう」で,IDの第一原理をベースに,IDの理論に触れ,さらにIDを現場に適用するプロセスを体験していただければと思っています.

 ID初心者向けワークショップは,ただいま参加者募集中です.どうぞ奮ってご参加ください.また,IDに関心のあるみなさまのSIG-IDへのご登録をお待ちしています.

ID初心者向けワークショップ

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