【特集記事】SIG-SEについて

SIG-SE代表 水内豊和(島根県立大学)

 2024年2月より日本教育工学会(JSET)のSIGとして、新規に、特別支援教育をテーマとする自主研究グループSIG-SE(特別支援教育)を立ち上げました。このSIG-SEの目的は、障害のある子どものICTを用いたウェルビーイングを高める教育・支援の探求であり、現在、60名程度の特別支援教育に携わる実践者・研究者が、以下の5つのプロジェクトの一つまたは複数に所属して活動しています。
1.障害のある子どものウェルビーイング向上を目指したICT活用
2.肢体不自由児・病弱児のwantsをかなえる新しいICT活用
3.1人1台端末時代の知的障害教育における情報モラル教育
4.読み書きに困難さのある子どもへの支援技術と合理的配慮
5.子どもたちの可能性を広げる企業との連携

 各プロジェクトは、毎月一回オンラインで研究会を行なっています。またプロジェクトが輪番で話題提供者となり毎月一回(第3木曜日、20:00-21:30)全体会を行なっています。メンバーは、JSET、JAET、日本特殊教育学会などで、自主シンポジウム・研究発表や論文投稿をしています。また年に一回、対面とオンラインのハイブリッドで、研究大会を開催します。2024年度は、12月14日(土)に株式会社内田洋行本社にて行うことが決まっています。またその日は、SIG-SEが主催する、障害のある子ども等を対象としたICT作品コンテスト(9月30日作品募集締め切り)の表彰式も行います。2年後には成果報告として、SIG-SE(編)による、『障害のある子どもの夢や目標へのチャレンジを支えるICT活用(仮)』(ジアース教育新社)の出版も決まっています。

 活動の主たるブラットフォームは、Facebook限定公開グループとSlackになっています。SIG-SEに興味のある方は、まずは以下のサイトから、エントリーをお願いします。

SIG-SE
Facebook限定公開グループ
入会エントリーフォーム
第1回ICT作品コンテスト