論文賞

 論文賞は、前年度の日本教育工学会論文誌に掲載された論文(論文、教育実践研究論文、教育システム開発論文)の中で、特に優れた論文に対して贈られるものです。
 まず、本学会編集委員会より10~20編程度が推薦され(対象論文の総数によって異なります)、それに対して、顕彰委員会が指名した論文賞選考委員会(5名程度)による評定が行われ、5~8編程度の最終投票対象の論文が選ばれます。そして、理事、代議員、編集委員による投票が行われ、その投票結果により、最終的に対象論文総数の5%程度の論文を表彰することを理事会において決定します。

受賞年月日受賞時大会
(開催校)
受賞論文(著者)
第38回24年09月08日2024年秋季全国大会
(東北学院大学)
他者のノートテイキング状況の可視化が授業中の相互作用に与える影響(近藤 孝樹, 横山 喬一, 御園 真史, 稲葉 利江子, 渡辺 雄貴)第47巻
第37回23年09月17日2023年秋季全国大会
(京都テルサ)
①思考のモデリングが経験学習と職場における能力向上に与える影響 -若年労働者を対象にした調査をもとに-(池尻 良平, 池田 めぐみ, 田中 聡, 鈴木 智之, 城戸 楓, 土屋 裕介, 今井 良, 山内 祐平)
②大学初任教員の授業実践の変化と授業に対する信念の影響関係-アクティブラーニング導入を目的としたプレFDの参加者に対する追跡調査-(香西 佳美, 田口 真奈)
第46巻
第36回22年09月10日2022年秋季全国大会
(カルッツかわさき&オンライン)
課題の設定を支援する自由研究の授業実践とその効果検証(深谷 達史, 三戸 大輔)第45巻
第35回21年10月16日2021年秋季全国大会
(オンライン)
認識的準備活動を導入した統計の基礎を扱う反転授業の実践と評価(伏木田 稚子, 大浦 弘樹, 吉川 遼)第44巻
第34回20年09月12日2020年秋季全国大会
(オンライン)
①協同的な学習に対する動機づけとピアモデリングが異学年集団での学習活動における積極的参加構造の認知に与える影響(岡田 涼)
②大学の経験学習型リーダーシップ教育における学生のリーダーシップ行動尺度の開発と信頼性および妥当性の検討(木村 充, 舘野 泰一, 松井 彩子, 中原 淳)
第43巻
第33回19年09月07日2019年秋季全国大会
(名古屋国際会議場)
学校改善を担うスクールミドルの成長発達に寄与する教職経験に関する研究(時任 隼平, 寺嶋 浩介)第42巻
第32回18年09月29日第34回大会
(東北大学)
①トピックモデルを用いた授業評価アンケートの自由記述の分析(松河 秀哉,大山 牧子,根岸 千悠,新居 佳子,岩﨑 千晶,堀田 博史)
②歴史をテーマにしたMOOC における反転学習モデルの評価(大浦 弘樹,池尻 良平,伏木田 稚子,安斎 勇樹,山内 祐平)
第41巻
第31回17年09月18日第33回大会
(島根大学)
タンジブル天体学習用AR教材の開発および協調学習における有用性の評価(瀬戸崎 典夫,鈴木 滉平,岩崎 勤,森田 裕介)第40巻
第30回16年09月18日第32回大会
(大阪大学)
①教師の経験学習を構成する要因のモデル化(姫野 完治,益子 典文)
②構成主義的学習におけるルーブリックの活用方法が学習者に与える影響分析(山本 美紀,植野 真臣)
第39巻
第29回15年09月22日第31回大会
(電気通信大学)
個人活動とグループ活動間の往復を可能にするタブレット型思考支援ツールの開発(鈴木 栄幸,舟生 日出男,久保田 善彦)第38巻
第28回14年09月20日第30回大会
(岐阜大学)
通信教育における意見文の協同推敲を支援するグループ編成方法の開発と評価(椿本 弥生,高橋 薫,北村 智,大辻雄介,鈴木 久,山内 祐平)第37巻
第27回13年09月22日第29回大会
(秋田大学)
大学におけるeラーニングとグループワークを組み合わせたブレンド型授業の設計と実践(向後 千春,冨永 敦子,石川 奈保子)第36巻
第26回12年09月15日第28回大会
(長崎大学)
学習デザインの改善と学習の深化を目指した デザイン研究アプローチを用いた実践(根本 淳子,柴田 喜幸,鈴木 克明)第35巻
第25回11年09月18日第27回大会
(首都大学東京)
映像シーンを用いた授業要約作成システムを活用した大学授業の実践と評価(村上正行,丸谷宜史,角所考,東正造,嶌田聡,美濃導彦)第34巻
第24回10年09月19日第26回大会
(金城学院大学)
事情により授与取り消し第33巻
第23回09年09月20日第25回大会
(東京大学)
①教育学科専門科目「授業研究論1・2」開発事例研究-教師の自己リフレクションを用いた授業研究指導の省察-(澤本和子)
②ICT活用授業による学力向上に関する総合的分析評価(清水康敬,山本朋弘,堀田龍也,小泉力一,横山隆光)
第32巻
第22回08年10月12日第24回大会
(上越教育大学)
データマイニングを活用した学習方略フィードバックシステムの開発(松河秀哉,北村智,永盛祐介,久松慎一,山内祐平,中野真依,金森保智,宮下直子)第31巻
第21回07年9月23日第23回大会
(早稲田大学)
①学校間交流学習のための授業設計モデルの開発(稲垣忠,内垣戸貴之,黒上晴夫)
②主観的レポート評価の系列効果を軽減するツールの開発と評価(椿本弥生,赤堀侃司)
第30巻
第20回06年11月4日第22回大会
(関西大学)
①同期CMCにおける学習課題に関するディスカッション成立過程(松田岳士,齋藤裕,山本恵美,加藤浩)
②電子化黒板に共有された情報への視線集中が受講者の存在感および学習の情意面に与える影響(佐藤弘毅,赤堀侃司)
第29巻
第19回05年9月24日第21回大会
(徳島大学)
電子会議室の発言内容分析による協調学習の評価方法の提案(望月俊男,藤谷哲,一色裕里,中原淳,山内祐平,久松慎一,加藤浩)第28巻
第18回04年9月24日第20回大会
(東京工業大学)
知識創造科目開発における教育技術の研究方法(西之園晴夫)第27巻
第17回03年10月11日第19回大会
(岩手県立大学)
学校と専門家を結ぶ実践共同体のエスノグラフィー(山内祐平)第26巻
第16回02年11月3日第18回大会
(長岡技術科学大学)
遠隔教育における役割を導入した討論を支援するCSCLの開発と評価(西森年寿,中原淳,杉本圭優,浦嶋憲明,荒地美和,永岡慶三)第25巻
第15回01年11月23日第17回大会
(鹿児島大学)
該当論文なし第24巻
第14回00年10月8日第6回連合大会
(鳴門教育大学)
語りを誘発する学習環境のエスノグラフィー(中原淳)第23巻
第13回99年10月9日第15回大会
(富山大学)
コンピュータ通信を利用した囚人のジレンマゲームにおいてパートナーの動画像付加が協調的行動に及ぼす影響(石川真,野嶋栄一郎)第22巻
第12回98年9月26日第14回大会
(北海道教育大学)
①協同学習を支援するメディアの特質に関する研究(鹿毛雅治,加藤浩,落合健一,岩沢透,鈴木栄幸,井出有紀子)
②映像教材の構造記述カテゴリーの開発と映像情報の多重性の検討(三尾忠男)
第21巻
第11回97年9月12日第5回連合大会
(電気通信大学)
①文字使用に関する計量的研究~日本語教育支援の観点から(野崎浩成,横山詔一,磯本征雄,米田純子)
②多次元尺度法による視聴者の映像認知構造の分析~「裸の島」を素材として(生田孝至,松井仁,井上光洋)
第20巻
第10回96年11月3日第12回大会
(金沢大学)
①子どもの描画活動における視点移動と評価の関係(橋本光明,中山実,清水康敬)
②教材構造を反映させた復習課題抽出法(小泉直範,松居辰則,竹谷誠)
第19巻
第9回95年11月3日第11回大会
(十文字学園女子
短期大学)
実践的な教授技術の習得をめざしたシステムの開発とその検討(近藤勲)第17巻
第18巻
第8回94年10月8日第4回連合大会
(岐阜大学)
①精神遅滞児を対象としたコンピュータゲーム的環境による学習の試み(永野和男,飯田史男,奥村英樹)
②通信衛星による講義とCAIを併用する遠隔教育システム(PINE-NET)の学習成績による評価(中山実,清水康敬)
第17巻
第7回93年10月10日第9回大会
(武庫川女子大学)
①幾何論証課題文の制約条件を満たす図に関する計算機的表現の自動生成(松田稔樹,古田貴久,坂元昂)
②学習者特性とコンピュータテストの関係の数量化分析に基づくテスト実施方法の検討(赤倉貴子,永岡慶三)
第16巻
第6回92年10月10日第8回大会
(茨城大学)
該当論文なし第13巻
~15巻
第5回91年11月2日第3回連合大会
(大阪大学)
該当論文なし第14巻
第4回90年9月29日第6回大会
(千葉大学)
該当論文なし第13巻
第3回89年10月10日第5回大会
(岡山大学)
授業における教師の意思決定モデルの開発(吉崎静夫)第12巻
第2回88年10月8日第2回連合大会
(東京工業大学)
授業過程の構造的記述と部分系列置換による解析システムの開発(西之園晴夫,増田久子,唐沢博)第11巻
第1回87年10月4日第3回大会
(新潟大学)
該当論文なし第9巻
第10巻