創立20周年記念に相応しい学会を目指して
日本教育工学会 第4代会長 清水 康敬
2003年7月1日
この度の役員選挙で第10期会長に再任され,身が引き締まる思いをしております.新しい体制になりました理事,監事,評議員の先生方のご支援をいただきながら,今後2年間努めさせていただきたいと思います.どうぞよろしくお願い申し上げます.
創立20周年記念日(来年11月1日)
本学会は1984年11月1日に創立されましたので,来年の11月1日(月)が本学会の創立20周年記念日になります.創立20周年記念事業につきましては今後理事会を中心に検討していきたいと考えておりますが,この記念日には何らかの形で記念事業の総括をしたらどうかと思っております.
例えばの例として,記念事業として考えられますことを私案としてあげてみたいと思います.ただし,これらは今後理事会等や,役員(理事,監事,評議員)のメーリングリスト等で検討していただくことで,あくまで個人的な提案であることをお断りしておきます.会員からご意見をいただくための案の案という位置づけでお願いします.
(1)学会の歩んできた歩みの整理
本学会が創立して以来,東洋会長,坂元昂会長,水越敏行会長のリーダーシップで活発な活動をして参りました.その成果等を20年間の歩み(歴史)の形でまとめたらどうかと考えています.
(2)学会発表のデータベース化
20年間に掲載された学会誌,論文誌の論文等や,全国大会,研究会,シンポジウム,セミナー等で発表された研究成果は膨大になっています.これらをデータベース化して会員が検索できるようにしたらどうかと思います.
(3)学会ホームページの充実
前述の二つの情報を含めて,教育工学に関する情報提供を積極的に考えていくことが必要と思います.その際,特に会員だけが情報を受けることができたり参加できるページの在り方も検討したらどうかと思います.
(4)記念出版
記念出版も考えられます.ただし,創立記念日には完成することが重要であると考えています.今後内容を検討する必要があります.尚,創立15周年記念出版としまして「教育工学事典」を発行しました.現在学会員は割引価格で販売していますので学会事務局にご注文ください.
(5)論文誌の記念号の発行
最近本学会への投稿が増えています.これは教育工学研究に関する関心が高まって来たためと喜んでいます.そこで,例えば教育工学研究に関する依頼原稿などによる増刊号を発行したらどうかと思ったりしています.
(6)記念全国大会
来年の第20回全国大会は,東京工業大学を会場校として平成16年9月23日(木)~25日(土)の3日間開催される予定です.この全国大会は創立20周年記念行事の一つとして位置づけられています.事業内容につきましては今後の検討課題となっております.
(7)記念イベントの開催
創立記念のシンポジウム,セミナー,国際会議等の開催も考えられます.ただし,規模や内容等については検討課題と思います.
(8)創立記念アピール
20年間を総括するとともに,社会へ向けた提言などを含めた創立記念アピールは可能でしょうか.大きな課題かも知れません.
(9)創立記念式典
創立記念日(11月1日)に記念式典のような行事ができればと思います.
(10)その他の事業
記念表彰等いろいろ考えられます.
創立20周年記念事業につきまして,会員の皆様からご意見をいただきたいと思います.是非多くのご提案をいただきたくよろしくお願いします.ご意見は電子メール等で学会事務局までお寄せ下さいますようお願いします.
理事の役割分担
先日の第19回通常総会の後開催されました新旧の理事・評議員会(合同)におきまして,今期の理事の役割分担が以下のように決定されました.副会長には,近藤勲先生(岡山大学)と山西潤一先生(富山大学)が就任されました.また,編集長には引き続き坂元昂先生(メディア教育開発センター)にお願いしております.編集,出版,ニューズレター,学会ホームページなどでご指導をいただいております.
会 長 | 清水康敬 |
副会長 | 近藤 勲,山西潤一 |
編集長 | 坂元 昂 |
編集担当 | 中山 実,永岡慶三,向後千春 |
出版担当 | 吉崎静夫,生田孝至 |
ニューズレター | 堀田龍也 |
学会HP担当 | 池田 満 |
総務・会計担当 | 中村紘司,前迫孝憲,澤本和子 |
研究会担当 | 正司和彦,村川雅弘,黒上晴夫 |
企画担当: | 大谷 尚,美馬のゆり,南部昌敏 |
大会企画担当 | 園屋高志,鈴木克明,木原俊行 |
顕彰担当 | 三宮真智子 |
渉外担当 | 横山節雄 |
選挙管理担当 | 澤本和子 |
20周年記念事業: | 清水康敬,近藤 勲,山西潤一 |
監事 | 水越敏行,今栄国晴 |
この他,評議員の先生をはじめ,編集委員会,企画委員会,研究会委員会,大会企画委員会,学会HP委員会等の委員にはボランティアで大変のロードをおかけしています.これから2年間,以上の体制で学会の運営を進めさせていただく予定です.会員の皆様,どうぞよろしくご支援賜りますようお願い申し上げます.