会員サービス内容の変更について(総務担当として)

日本教育工学会 副会長・事務局長 室田真男(東京工業大学)

 一般に、デジタル化やペーパーレス化が話題になり始めてからずいぶん時間が経ちましたが、本学会では、会員の皆さまへ提供するサービスのデジタル化・ペーパーレス化を急速に進めております。

 論文誌等に関しては、2024年5月31日現在、日本教育工学論文誌(2004年〜)2,721本、日本教育工学雑誌(1976〜2003年)1,395本、Educational Technology Research(1977〜2021年)481本、Information and Technology in Educational and Learning(ITEL)(2021〜)61本のほぼすべての論文がJ-STAGEに公開されております。現在は冊子体を会員に配布しておりません。

 研究会の報告集については、2021年よりJ-STAGEに掲載し始め、冊子体の発行を中止いたしました。

 ニューズレターは、2023年4月からHTMLメールによる案内とWeb版のみとしています。発行間隔を月1回とし、会員の皆さまに情報をタイムリーに届けております。

 上記のデジタル化・ペーパーレス化が進む中で、検討すべき事案が浮上してきました。会員サービスの差別化についてです。日本教育工学会の会員には、正会員、准会員、学生会員、維持会員、名誉会員の5種類の種別があります。これまで維持会員を除く個人を対象とした会員の差別化は、主に、論文誌を送付するか否かでなされていました。論文誌の紙発行がなくなってしまった現在では、その差別化要因がなくなってしまったのです。

 ちなみに、2024年5月18日時における、各会員数は、正会員 2,589名、准会員 633名、学生会員 465名、維持会員 22機関、名誉会員 19名です。

 そこで、総務委員会を中心にこの問題に対する対策を検討し、2024年5月18日に開催された理事会において、会員サービスを次の様に変更することが了承されました。なお、本学会の会計年度は1月から12月ですので、下記変更は2025年1月から適用する予定です。

・機関誌(論文誌と増刊号)へ投稿できるのは、正会員、学生会員、名誉会員とする。(従来、准会員は、投稿可であったが投稿不可とする)

 投稿論文に対して学会が担う負荷やコストは高いため、投稿することをお考えの准会員には正会員になっていただきたいというのが趣旨です。准会員の皆さまにはサービスダウンの変更となってしまいますが、ご理解頂ければ幸いです。なお、学生会員には投稿を奨励したいと考えていますので、投稿可のまま変更しておりません。

 デジタル化・ペーパーレス化はDX化の入口にすぎません。総務委員会としては、学会の真のDX化に向けて今後も改革を進めていく予定です。今後も、会員の皆さまの積極的な参画・ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。