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【特集記事】重点活動領域について
重点活動領域委員会委員長
益川 弘如(青山学院大学)
日本教育工学会の重点活動領域委員会では,学会として重点的に取り組んでいる領域を示し,学会としてのプレゼンスを高め,社会貢献に寄与することを目指しています.
今回,第2期の取り組み成果を「日本教育工学会論文誌2026年50巻 2号」に展望論文として掲載しました.情報教育部会の展望論文は,AIを含む現代の1人1台端末環境における情報活用能力尺度を開発しています. 学習環境部会の展望論文は,教室の枠を超えた学習環境デザインのプロセスとして,実践者は自らの信念に関連づくデザインの「基点」を有し,フィールド等の状況に応じてデザインを着手する「起点」を定めていること,さらに観察と分析を通して漸進的にデザインを調整することを明らかにしています.学習評価部会の展望論文では,評価の目的と評価の主体の組み合わせによる研究の全体像を整理しています. 先端科学技術とELSI部会の展望論文では,教育データの利活用に関する受け止め方の調査をし,テクノロジーと学習の関係性の議論の活性化につながる,先駆的・多面的なデータを提供しています.
2025年から始まった第3期では,情報技術の急速な進展や社会変化を念頭に,教育とAI部会,学びの保障部会を立ち上げ,重点活動領域は,個別領域を深化させる段階から,これまでの4部会の成果を融合する課題横断型の取り組みへと発展しています.これら2部会の取り組みについては,全国大会を通じて学会員のみなさまと議論を深めているところです.今後も学会として知見を深め,社会貢献につなげていくために活動を進めていく予定です.引き続きよろしくお願いいたします.