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【特集記事】総務委員会の最近の取り組みについて
総務委員会委員長
寺嶋 浩介(大阪教育大学)
1年前の特集記事(https://www.jset.gr.jp/news/news-5834/)にも書きましたが,総務委員会の役割を一言で説明するとすれば,「学会を裏方から支える委員会」ということができると思います。
この仕事の中に,どの委員会で扱うかの判断が難しい課題がある場合,総務委員会において検討することがあります。最近の取り組みの中では学会での合理的配慮に関する事項がこれにあたりました。
読者の皆さんも,自身の職場において,合理的配慮の提供に関して経験されている方もいらっしゃるのではないでしょうか?政府広報オンライン(https://www.gov-online.go.jp/article/202402/entry-5611.html)では,このことについてわかりやすい解説がなされています。
本学会もこの点について検討していく必要性を感じ,進めようとする中で,全国大会や研究会といった複数の委員会が関連してくることになるため,総務委員会においても検討することとなりました。ここまで,その取り組みについて試行し,数件進めてきたところです。総務委員会としては,申請された方と大会企画委員会や研究会委員会の間に入る立場で調整をし,実質は両委員会の方々に実務を担っていただくというような形で進んでいます。都度ご協力をいただいている皆様に感謝を申し上げます。
配慮事項は人により異なります。また,秋季全国大会は関連の委員でも普段の職場ではないため,あまり詳しく知らない会場で行うことが多くなります。春季全国大会や研究会は,その会場をよく知る委員がいるとはいえ,構内あるいはご協力頂ける人材のことでも調べてみないとその実現性がわからないこともあったりします。
私自身,今回の取り組みの中で先行して行っている学会のことについて調べたり,職場のFDに参加をしてみたり,同僚に尋ねてみたりし,少しは考える機会を増やすことができました。その中で学びになったのは,先の政府広報オンラインの記事にも書かれていますが,申請された方と共に解決策を検討する「建設的対話」が重要であるという点でした。合理的配慮の「義務」と言われるとプレッシャーがかかりますが,考えながら少しずつ進めていくことこそが重要であると思った次第です。
上の委員会の業務から離れますが,学会の重点活動領域に「学びの保障部会」という部会が今期から新たに設立されています。多様な方の学びを支えることを重視する学会であれば,学会運営も多くの方の参加や学びを保障するということが必要なのではないかと改めて感じる次第です。
実際のところはまだ始まったばかりの取り組みですが,このような取り組みをひとつのきっかけとし,学会内の相互理解や協力が進むことを願っています。