【特集記事】SIG-CLについて SIG-CL代表
北澤武(東京学芸大学)
協調学習・学習科学(SIG-CL)は,「知識は社会的に構成されるもの」という考え方を基盤として,世の中の学びをより良いものへと変容させることを目指した様々な研究活性化の活動を行っています.これまで,研究会やJSET全国大会のセッション,体験的ワークショップ型の研究会(協調学習の支援ツールや方法,学習科学の授業づくりや学習評価,デザイン研究フィールド体験)を通して,知見の普及を行っています.また海外の知見に関する日本語のリソースを拡充することを通して,この領域に興味のある学会員同士をつなげ,教育工学研究領域における協調学習・学習科学の研究や実践のコミュニティ拡大に取り組んでいます.
最近の取り組みとして,5/12(日)に学習科学ハンドブックの編者であるR. Keith Sawyer先生をお招きしたシンポジウムを,公益財団法人 セコム科学技術振興財団(主催),SIG-CL/LS Japan共催で開催しました.近日にSawyer先生のキーノート「Collaboration and learning: The sociocultural approach in the learning sciences」のアーカイブを,
情報共有サイトで公開する予定です.また,現在,Cambridge Handbook of the Learning Sciences 3rd Editionの翻訳プロジェクトの取り組みを開始しています.
これまでの取り組みは,
情報共有サイト情報共有サイトで公開していますので,ぜひ,ご覧ください.
また,学習科学の国際会議 International Society of the Learning Sciences Annual Meetingは,2025年6月にヘルシンキ(フィンランド)で開催予定で,こちらは11月4日(月)頃に投稿締切の見込みです.奮って投稿いただければと考えております.
最後に,SIG-CLのメーリングリストは現在389名登録となっています.引き続きの
登録をお待ちしています.