春季全国大会の一般研究発表は口頭発表のみです.所定の時間内に発表を終え,質疑応答時間を設定します.発表者交代のための時間を1分設けます.また,International Session も一般研究発表と並行で行います.
なお,発表のテーマカテゴリーは以下のとおりです.ご希望された発表テーマカテゴリーは希望者数に応じて,春大会企画委員会で調整させていただく場合がございますので,予めご了承ください..
(1)初・中等教育,(2)高等教育・FD,(3)教師教育,(4)教育学習支援システム・AI,(5)教育の情報化・メディア教育,(6)協調学習・学習科学,(7)インストラクショナル・デザイン,(8)その他,(9)学生セッション
昨年度に引き続き,International Sessionを実施致します.
本セッションでの発表および質疑応答は,英語で行われます.本セッションは,教育工学研究の国際化に対応するものであるとともに,特に若い研究者に対しては,国際学会等での研究発表や討論に備える体験を提供する機会でもあります.発表は一般研究発表と同じ時間帯で実施します.
We would like to invite you to the International Session on the annual conference. The purpose of this session is to provide an opportunity to present papers and engage in scholarly discussions in English, and thus promote internationalization of the JSET community.
This International Session will be run in parallel with the presentation session (一般研究発表). Young scholars as well as experienced researchers are all welcome. Papers related to the following topics are invited to the Session.
日本教育工学会では,学会として重点的に取り組んでいる領域を社会に示し,学会としてのプレゼンスを高め,社会に貢献することを目指しています.そこで,重点的に活動する領域として「情報教育部会」,「学習環境部会」,「学習評価部会」3 つの部会を発足しました.
本セッションでは,前回の全国大会に引き続き,3 つの部会から構成される重点活動領域について,今後の活動計画や現状での進捗状況等について報告させていただきます.また,多くの会員の皆様からのご意見をいただくことにより,重点活動領域の方向性について議論できればと思いますので,是非ご参加ください.
前半はこれまで,情報教育部会において取り組んできた以下の2 つの研究についてその成果を報告します.
(1) プログラミングを中心とする情報の科学的な理解,情報モラルを中心とする情報社会に参画する態度の本学会における研究動向
(2) 教員養成系学部学生を対象とした情報活用能力の調査分析
後半はその発表内容に基づいて,参加者の方々との議論を通して,この分野において今後進める必要のある研究課題をいくつかに整理することをねらいとします.
学習環境部会では「テクノロジとつくる新たな学びの場・空間を検証する」をテーマに国内外の研究レビューを行ってきました.本セッションでは,教育課題と学習環境研究(稲垣),学校教育のDX 化(三井),センサによる学習活動の測定(江木),VR による学習環境(瀬戸崎),CALL の動向(仲谷),CSCL の動向(池尻),教育パラダイムと学習環境(根本)とそれぞれの立場から学習環境研究のレビューを試みた結果を報告し,今後の学習環境研究を進める上での知見・課題について参加者の皆さんと議論を行います.
まず,2022 年度に学習評価部会で行ってきた研究会の概要を確認した上で,学習評価研究における展望について概説していきます.そして泰山先生(鳴門教育大学)から,教科等横断的な能力の育成・評価のために開発したCan-do Statements と,それを基にした指導と評価のパッケージについてご提案いただきます.それを基に特に初等・中等教育における学習評価のあり方について参加者の皆さんと共に議論を行います. >