日本教育工学会 2023年春季全国大会

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プログラム |

各セッション

チュートリアルセッション

大会1日目の最初のプログラムは,チュートリアルセッションとなります.
概要
主に学部・修士課程・博士課程の学生,学会での発表に不慣れな参加者に向けて,質問の仕方や質問をもらえる発表の仕方など,大会・研究会参加にあたっての心得について,学会副会長,指導学生をもつ教員,学生会員の3つの視点から座談会形式で議論します.
登壇者
村上 正行 (日本教育工学会副会長(会員サービス担当)/大阪大学)
江木 啓訓 (電気通信大学)
居原田 梨佐(電気通信大学大学院)
鍋谷 航平 (電気通信大学大学院)

コーディネーター
石川 奈保子(北海道大学)
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SIGセッション

日本教育工学会では現在,研究グループである”Special Interest Group(SIG)”で研究活動を活発に進めています.それぞれのSIGからこれまでの研究テーマや活動,JSETにおける役割などを紹介します.
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シンポジウム

大会2日目の午後にはシンポジウム「1人1台端末時代における教育工学研究の役割」が開催されます.
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概要
文部科学省の「GIGAスクール構想」により,児童・生徒1人1台端末及び高速ネットワークの整備が進められている. また,それに伴いデジタル教材,授業支援システム,クラウド,教育データなどの活用も行われている.コロナ禍の状況も後押しして急激に普及が進んだことによる混乱がある一方で,多様な教科・領域における学習活動で活用され,これまで実現できなかったような教育実践も見受けられるようになった.そうした実践に関する研究知見は個別に示されるようになってきてはいるが,それを超えて,教育工学研究における理論的・実践的な研究への位置付けや発展可能性を議論することも重要だといえる.そこで,本シンポジウムでは,政策・研究・実践などに関わる多様な立場から,現在の取り組みで得られた知見を共有し,これからの時代において期待される教育工学研究の役割について議論する.
プログラム
プログラムコーディネーター 中橋雄 (日本大学)
<話題提供>
武藤久慶 (文部科学省)「データから見えるGIGAスクール構想の今」
木原俊行 (大阪教育大学)「1人1台端末時代に求められる教師の力量とそれを高めるための学びのあり方」
稲葉利江子(津田塾大学)「1人1台情報端末での学びをどうデザインするか」
小池翔太 (東京学芸大学附属小金井小学校)「授業外における一人一台情報端末を活用した子どもの学び」
長谷川菜々 (仙台市立錦ケ丘小学校)「子供が主体的に学び取る授業へ〜クラウド環境を活かした授業デザイン〜」

一般研究(口頭発表)

春季全国大会の一般研究発表は口頭発表のみです.所定の時間内に発表を終え,質疑応答時間を設定します.発表者交代のための時間を1分設けます.また,International Session も一般研究発表と並行で行います.
なお,発表のテーマカテゴリーは以下のとおりです.ご希望された発表テーマカテゴリーは希望者数に応じて,春大会企画委員会で調整させていただく場合がございますので,予めご了承ください..
(1)初・中等教育,(2)高等教育・FD,(3)教師教育,(4)教育学習支援システム・AI,(5)教育の情報化・メディア教育,(6)協調学習・学習科学,(7)インストラクショナル・デザイン,(8)その他,(9)学生セッション

International Session

昨年度に引き続き,International Sessionを実施致します.

本セッションでの発表および質疑応答は,英語で行われます.本セッションは,教育工学研究の国際化に対応するものであるとともに,特に若い研究者に対しては,国際学会等での研究発表や討論に備える体験を提供する機会でもあります.発表は一般研究発表と同じ時間帯で実施します.

We would like to invite you to the International Session on the annual conference. The purpose of this session is to provide an opportunity to present papers and engage in scholarly discussions in English, and thus promote internationalization of the JSET community.

This International Session will be run in parallel with the presentation session (一般研究発表). Young scholars as well as experienced researchers are all welcome. Papers related to the following topics are invited to the Session.

学生セッション・自主企画セッション・企業企画セッション

昨年度大会に引き続き,学生セッション,自主企画セッションを行います。また秋大会と同様に企業企画セッションも実施します。詳細は下記をご覧下さい.
(1)学生セッション
(2)自主企画セッション
(3)企業企画セッション

重点活動領域セッション

日本教育工学会では,学会として重点的に取り組んでいる領域を社会に示し,学会としてのプレゼンスを高め,社会に貢献することを目指しています.そこで,重点的に活動する領域として「情報教育部会」,「学習環境部会」,「学習評価部会」3 つの部会を発足しました.

本セッションでは,前回の全国大会に引き続き,3 つの部会から構成される重点活動領域について,今後の活動計画や現状での進捗状況等について報告させていただきます.また,多くの会員の皆様からのご意見をいただくことにより,重点活動領域の方向性について議論できればと思いますので,是非ご参加ください.

【情報教育部会】

日時
3 月25 日(土) 11:00 ~12:30
会場
S203
登壇者
鶴田 利郎(国際医療福祉大学),板垣 翔大(宮城教育大学),倉田 伸(長崎大学)森下 孟(信州大学),今野 貴之(明星大学)
司 会
寺嶋 浩介(大阪教育大学)

前半はこれまで,情報教育部会において取り組んできた以下の2 つの研究についてその成果を報告します.
 (1) プログラミングを中心とする情報の科学的な理解,情報モラルを中心とする情報社会に参画する態度の本学会における研究動向
 (2) 教員養成系学部学生を対象とした情報活用能力の調査分析

後半はその発表内容に基づいて,参加者の方々との議論を通して,この分野において今後進める必要のある研究課題をいくつかに整理することをねらいとします.

【学習環境部会】

日時
3 月25 日(土) 13:30 ~15:00
会場
S203
登壇者
稲垣 忠(東北学院大学),三井 一希(山梨大学),江木 啓訓(電気通信大学)瀬戸崎 典夫(長崎大学),仲谷 佳恵(東京女子大学),池尻 良平(東京大学)根本 淳子(明治学院大学)

学習環境部会では「テクノロジとつくる新たな学びの場・空間を検証する」をテーマに国内外の研究レビューを行ってきました.本セッションでは,教育課題と学習環境研究(稲垣),学校教育のDX 化(三井),センサによる学習活動の測定(江木),VR による学習環境(瀬戸崎),CALL の動向(仲谷),CSCL の動向(池尻),教育パラダイムと学習環境(根本)とそれぞれの立場から学習環境研究のレビューを試みた結果を報告し,今後の学習環境研究を進める上での知見・課題について参加者の皆さんと議論を行います.

【学習評価部会】

日時
3 月25 日(土) 15:30 ~17:00
会場
S203
登壇者
深見 俊崇(島根大学),泰山 裕(鳴門教育大学)益川 弘如(聖心女子大学),大浦 弘樹(東京理科大学)

まず,2022 年度に学習評価部会で行ってきた研究会の概要を確認した上で,学習評価研究における展望について概説していきます.そして泰山先生(鳴門教育大学)から,教科等横断的な能力の育成・評価のために開発したCan-do Statements と,それを基にした指導と評価のパッケージについてご提案いただきます.それを基に特に初等・中等教育における学習評価のあり方について参加者の皆さんと共に議論を行います.