ワークショップは大会初日9月15日(金)の16:00から18:00に開催されます。
ワークショップには、非会員も無料で参加できます(主催者は会員に限ります)。
参加を希望する方は、当日各ワークショップ会場に直接お越しください(大会受付はありません)。
今年度開催される予定のワークショップはつぎの6件です。
みなさま、ぜひご参加ください。
主催者:
藤川大祐(千葉大学),阿部学(敬愛大学),伊藤晃一(千葉大学大学院 生浜高等学校)
共催者:
野口晃菜(株式会社LITALICO 筑波大学大学院)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 101 教室
どのような学習者でも思わず学びに没頭してしまうような魅了的な授業を行うにはどのようにすればよいのか。
本ワークショップでは、学習者がより楽しく効果的に学べる授業を優れたゲームの要素やゲームデザインの手法を活かすことでデザンしてきた「ゲーミフィケーション」と、学校で行われる営みによって何らかの理由で傷ついた学習者への「ケア」との、双方からの意見交流の場を設けることで、これからの学校における学びのあり方をより深く考察する手がかりを提供したい。
「ゲーミフィケーション」と「ケア」。一見すると異なるように見える二つの概念は、実は同じ未来を見据えているのではないか。本ワークショップを通して新しい時代の学びのあり方を考えたい。
主催者:
藤井厚紀(福岡工業大学短期大学部),石橋慶一(福岡工業大学短期大学部),
上村英男(福岡工業大学短期大学部)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 202 教室
ユニバーサル段階にあるわが国の高等教育において,多様な学修者特性への対応を考慮に入れた授業デザイン研究は,決して十分になされているとはいえない。アクティブラーニング型授業によりめざましい学修成果をあげる学生がいる一方で,学びの過程で物理的・心理的ハードルに直面し困難を抱えている学生がいることにも意識を向ける必要性がある。
本ワークショップでは,Rose & Meyerが提唱した“Universal Design for Learning”の概念と,主催者による授業実践事例を紹介した上で,高等教育における一人ひとりの学びを推進するための必要な視点や課題について参加者とともに議論を深めていきたい。
主催者:
跡見 順子(東京農工大学 工学府 教育学博士)
共催者:
山地 弘起(独立行政法人 大学入試センター),
跡見 友章(帝京科学大学 理学療法学科),
東 芳一(GEヘルスケア・ジャパン、東京農工大学)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 201 教室
超高齢化社会を迎えている現在、人が身心共に満ち足りた健康な生活を過ごすための知識やスキルを教育に組み込んでゆくことは、社会の重要な課題である。また、IT、生命科学ともに科学技術の進展は著しいが、その成果が「いのちある身体・かたちある身体・心を生み出す身体」につながっておらず、身心の科学は分離したままで、人々に十分に還元されているとは言い難い。それゆえ、人々にこれら科学の成果を生かして、生命や人間の成り立ちや動作原理、心や言葉での表現につなげて、生命システムとして自らの身心を自ら教育してゆく教育・技術が求められている。我々はこれを、「いのちを知り生かす身心一体科学」として大学教育や公開講座などで展開している。このプログラムは、学校教育を含め、あらゆる年代を対象として行うことが可能であるものの、既存の教育体系の枠組みには収まりきらないものである。本ワークショップでは、脳科学・理学療法学・教育心理学などの専門との関係や位置づけについてコメントをいただくとともに、現代社会における身心に関心をもつ幅広い分野の方々に参加していただき、この教育のさらなる展開について検討したい。
主催者:
喜多 敏博, 長岡 千香子, 平岡 斉士, 松葉 龍一(熊本大学 教授システム学研究センター),
甲斐 晶子(桜美林大学/熊本大学大学院 教授システム学専攻)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 102 教室
近年急速に発展した機械学習技術を応用したチャットボット(文字や音声による会話システム)が、モバイル機器やeコマース等の分野で話題となっている。スマートフォンでの一連の様々な操作を音声により行うことや、膨大な資料を閲覧・検索する際にNLU(自然言語理解)が組み込まれたチャットボットと人間がやり取りをして低い認知負荷で効率的に情報を得る、などの機能が数多く実現されている。このワークショップでは、チャットボットと人間のインタラクションによって実施する教育活動や学習支援活動の可能性について、実例を踏まえつつ、eラーニングシステムや教材設計手法等の枠組みを適用する観点から議論したい。
主催者:
山川修(福井県立大学)
共催者:
田中洋一(仁愛女子短期大学)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 301 教室
マインドフルネスは仏教の瞑想を取り入れたトレーニング方法であるが,日本では現在医学分野とビジネス分野で利用されるようになってきている.欧米では初等中等教育に取り入れようとする動きが活発である.また,脳科学の観点からもマインドフルネスのトレーニングを行うことで脳に変化が現れることが確認されている.本ワークショップでは,マインドフルネスの30分程度の説明の後,1時間程度マインドフルネスの実習を行い,その後,参加者全員で,マインドフルネスを教育に活かす可能性に関して議論を行う.
主催者:
畠山久(首都大学東京/東京工業大学)
共催者:
光原弘幸(徳島大学),田中孝治(北陸先端科学技術大学院大学),
永井正洋(首都大学東京),室田真男(東京工業大学)
9 月 15 日(金)16:00 ~ 18:00 会場:1 号館 302 教室
安心・安全な社会を実現するための一つとして,個人・コミュニティが安全に対する知識や意識を持つことが求められている。
日常生活には,自然・人為的な災害に限らず,交通,防犯,医療,環境衛生,情報セキュリティなど,多種多様なリスクが潜んでいる。これらのリスクに備えるため,知識を習得し意識醸成を目指す教育の取り組みが学校現場をはじめ様々な場で行われている。
本ワークショップでは,安全・安心教育に関する実践事例やシステム事例・デモンストレーションといった話題提供を踏まえ,教育環境・方法といった視点から安全・安心分野の教育システム構築について参加者のみなさまと議論したい。