9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:2 号館 503
コーディネーター:松河 秀哉(東北大学),渡辺 雄貴(東京工業大学),根本 淳子(愛媛大学),岩﨑 千晶(関西大学),村上 正行(京都外国語大学)
高等教育実践の現場では,FD やアクティブ・ラーニングの推進など,様々な課題が存在する.過去の本 SIG活動を通し,多くの会員がそうした課題に取り組む一方,その経験の論文化には,手がかりをつかめていない現状も判明している.そこで,今回の SIG セッションでは,具体的な高等教育における課題を何例かとりあげ,高等教育に関わる,教育工学,IR,LA などの様々な分野の経験豊富な専門家が,それぞれの立ち位置,方法論などを説明し,それらの課題の中の何に着目し,どのように測定・分析を行うのかを知った上で,自らはそれらの課題にどう取り組むか,研究計画を立てる場としたい.
9 月 18 日(月・祝)14:10 ~ 16:10 会場:1 号館 201
コーディネーター:坂本 將暢(名古屋大学),今井 亜湖(岐阜大学),姫野 完治(北海道教育大学)
SIG-02 では,これまで3回の SIG セッションと5回の研究会を開催し,教師教育と授業研究に関する多彩なゲストに登壇していただきました.
本セッションでは,前半を『教師教育研究・実践研究への新しい風』と題し,教師教育研究あるいは授業研究分野において挑戦的・萌芽的な研究に取り組まれている 2 件の発表を行います.後半は,参加者全員で「SIG-02のこれから」を考えたいと思います.教育工学が蓄積してきた幅広い知見を礎に,7 月に発刊した SIG-02 レポート 2017 を活用して議論します.
9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:1 号館 101
コーディネーター:緒方 広明(京都大学),江木 啓訓(電気通信大学),飛弾 信崇(ベネッセコーポレーション)
本年の SIG セッションでは「教育・学習支援システムの研究者・実践者の学び方/育て方」をテーマとして,教育・学習支援システムに関わる研究者の成長・養成に関する情報の共有と議論を行います.研究室での学習/教育について,基礎文献や論文の読み方/読ませ方,システム実装の技術力のつけ方,研究発表の練習や習得,快適で研究のはかどる研究室環境,その他の研究室運営に関するヒントなどです.研究室で活躍する学生と主催する教員からの話題提供を踏まえて,学生・教員を含めたグループで議論します.企業や初等中等教育機関に所属する方も,参加を通じて,研究の推進や将来学位をめざすにあたっての一助としていただければと考えています.
9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:1 号館 201
コーディネーター:豊田 充崇(和歌山大学),藤川 大祐(千葉大学),佐藤 喜信(内田洋行),稲垣 忠(東北学院大学),後藤 康志(新潟大学),今野 貴之(明星大学),寺嶋 浩介(大阪教育大学),森下 耕治(光村図書)
新しい指導要領では,教科横断的な視点に立った資質・能力の育成の観点から,情報活用能力(情報モラルを含む)を育む教育課程の編成と実施について盛り込まれた.しかし,学校現場に目を向けると,1 人 1 台タブレットを有効活用して目覚ましい成果を上げている学校もある一方,その差は広がりつつある.本セッションでは,カリキュラム・マネジメントにも役立つ情報活用能力のルーブリックやネット依存を考える教材,学習活動カードによる単元構成等,研究・実践発表と体験(ワークショップ)を通してともに考えたい.
9 月 18 日(月・祝)14:10 ~ 16:10 会場:2 号館 603
コーディネーター:藤本 徹(東京大学),重田 勝介(北海道大学),福山 佑樹(東京大学),池尻 良平(東京大学)
本 SIG では,ゲーム学習とオープンエデュケーションの研究動向や論考をまとめた「SIG レポート」を年 1回発行している.本セッションでは,昨年に引き続き,全国大会開催に合わせて公開する SIG レポートの内容をベースとして,各分野の研究課題や今後の研究の展開に向けた発表と議論を行う.この分野の研究者や,研究・実践のための連携に関心のある方が活動を進展させる場となるセッションを企画している.
9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:2 号館 404
コーディネーター:大島 純(静岡大学),北澤 武(東京学芸大学),益川 弘如(聖心女子大学),望月 俊男(専修大学),大浦 弘樹(東京工業大学),舘野 泰一(立教大学),安斎 勇樹(東京大学大学院),奥本 素子(北海道大学)
学習科学に対する学会員の認識は高まりつつあるが,その理解は未だ不十分である.自身の研究にその理論や方法論を適用していくには,質の高いチュートリアルと,それを元にした議論が必須である.本セッションでは,学習科学の基礎と最先端の知見を理解するために,国際学習科学学会の機関誌の一つである Journal of the Learning Sciences の Chief Editor を務める Prof. Jan van Aalst(香港大学)を迎え講演をお願いする.講演後,聴講者を小グループにわけ,講演内容についての議論と質問の生成,それを元に司会者と講演者の対談形式の議論を展開する.講演と対談は英語で行われるが,大まかな通訳は提供する.
9 月 18 日(月・祝)14:10 ~ 16:10 会場:1 号館 101
コーディネーター:高橋 暁子(徳島大学),甲斐 晶子(桜美林大学),平岡 斉士(熊本大学),鈴木 伸子(早稲田大学),冨永 敦子(公立はこだて未来大学),市川 尚(岩手県立大学),向後 千春(早稲田大学)
本セッションは,「その学習目標をそのテストできちんと評価できていますか?」をテーマに,FD 研修会でも受講者が問題を抱えていることの多い,学習目標と評価について検討するワークショップとします.学習目標(学習成果)の分類や,適切な評価方法の選定などについて,グループによる演習を通して理解を深めます.大学に限らず初等中等教育・企業内教育など幅広い領域で教育実践に関わる方々が対象です.皆様のご参加をお待ちしております.
9 月 18 日(月・祝)14:10 ~ 16:10 会場:1 号館 102
コーディネーター:中橋 雄(武蔵大学),宇治橋 祐之(NHK 放送文化研究所),浅井 和行(京都教育大学),奥泉 香(日本体育大学),駒谷 眞美(実践女子大学),佐藤 和紀(常葉大学/東北大学大学院),高橋 伸明(岡山県笠岡市教育委員会),土屋 祐子(広島経済大学),中村 純子(東京学芸大学),前田 康裕(熊本大学),森本 洋介(弘前大学)
本 SIG セッションでは,メディア・リテラシーに関する研究領域が日本教育工学会に位置づいた経緯と本 SIGの活動を振り返るとともに,教育課程の動向など新しい状況を踏まえ,これからの研究課題について検討します.まず,本 SIG アドバイザーの堀田龍也氏(東北大学)から「新しい学習指導要領とメディア・リテラシーの関係」に関して講演していただきます.それを踏まえた上で,これまで多様なアプローチで研究が進められてきたメディア・リテラシー研究の蓄積を振り返りつつ,今後のあり方について展望します.本研究分野について知りたいと考えている初参加の方も歓迎します.
9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:1 号館 301
コーディネーター:杉原 真晃(聖心女子大学),岸 磨貴子(明治大学),時任 隼平(関西学院大学),山本 良太(東京大学),金子 大輔(北星学園大学),久保田 賢一(関西大学),大谷 尚(名古屋大学),小高 さほみ(上越教育大学),尾澤 重知(早稲田大学)
SIG09(質的研究)セッションでは,質的研究の論文執筆に関するセッションを行います.セッション前半では,教育工学会または近接する領域の学会誌に採録された質的研究論文の著者3名(三宅貴久子先生@関西大学大学院,森朋子先生@関西大学,森玲奈先生@帝京大学)から,リサーチクエスチョンの設定,研究デザイン,データ収集・分析,理論記述などについてご発表いただきます.セッション後半は,前半の発表をふまえ,コーディネーターや参加者等を交え,教育工学における質的研究の魅力や留意点等について議論します.
9 月 18 日(月・祝)14:10 ~ 16:10 会場:1 号館 202
コーディネーター:松田 稔樹(東京工業大学)
司会:岡田 佳子(芝浦工業大学)
本 SIG は,「汎用的・教科横断的な資質・能力の育成を図るためのカリキュラム・マネジメント方法論とその実践」というテーマで,3 件の発表と総合討論を行います.発表 1 は,教職課程カリキュラムのカリキュラム・マネジメントについてです.免許法の改正,教職課程コア・カリキュラムの策定などに対応した再課程認定の準備作業に追われている方も多いと思いますが,情報交換等に役立てばと思います.発表 2 は,私立大学情報教育協会と協力して行っている情報リテラシー教育ガイドラインの見直しに関連した研究発表です.発表 3 も,現在進められている高等学校学習指導要領改訂に関連した教育課程編成についての話題提供です.
9 月 16 日(土)15:30 ~ 17:30 会場:1 号館 102
コーディネーター:加納 寛子(山形大学),丸山 有紀子(東海大学),野崎 浩成(愛知教育大学),佐々木 弘記(中国学園大学)
プログラミング教育に関して,欧州の国々では小学校での重要な教科として設置されつつある一方で,我が国では各教科の中で実施するという方向が「幼稚園,小学校,中学校,高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(中教審答申第 197 号)」において示された.我が国では,プログラミング教育に関して誤解が多く“我が子にもコーディングを覚えさせないと将来不利になるのではないか”と不安を抱く保護者がいる一方で,教員の間では不要論が根強い.このような誤解や不安を払拭するために,我が国や海外でのプログラミング教育に関して話題提供を行い,情報的な見方考え方や,プログラミング的思考を育てるプログラミング教育について議論をする.