日本教育工学会 2026年春季全国大会

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各セッション概要

3月7日(土)9:00〜9:30 ※オープニングセッションに引き続き開催チュートリアルセッション

チュートリアルセッションは,全国大会への参加経験が少ない参加者を主な対象とした企画です.

JSETゆる交流会:わたしの一番話したいところ

コーディネーター:古賀竣也(熊本大学),石川奈保子(北海道大学)

テーマ別に集まり,キャリアが近い人と出会ってお話しするNEW HANASHITAIIな企画です.参加者のみなさまには「わたしの一番話したいところ」を選び,交流を深めていきます.テーマは,修士/博士の過ごし方,職場での研究の進め方,若手から中堅へのステップなどを予定しています.お名刺も持ってご参加ください.

一般発表セッション(口頭発表)

  • 春季全国大会の一般研究は口頭発表のみです.所定の時間内に発表を終え,質疑応答時間を設定します.発表者交代のための時間を1分設けます.また,International Session ,学生セッションも一般発表と並行で行います.
  • なお,発表のテーマカテゴリーは以下のとおりです.ご希望された発表テーマカテゴリーは希望者数に応じて,春大会企画委員会で調整させていただく場合がございますので,予めご了承ください..
  • (1)初・中等教育,(2)高等教育・FD,(3)教師教育・授業研究,(4)教育学習支援システム・AI,(5)教育の情報化・メディア教育,(6)協調学習・学習科学,(7)インストラクショナル・デザイン,(8)その他,(9)学生セッション

International Session(口頭発表)

  • 昨年度に引き続き,International Sessionを実施致します.
  • 本セッションでの発表および質疑応答は,英語で行われます.本セッションは,教育工学研究の国際化に対応するものであるとともに,特に若い研究者に対しては,国際学会等での研究発表や討論に備える体験を提供する機会でもあります.発表は一般発表セッションと同じ時間帯で実施します.
  • We would like to invite you to the International Session on the annual conference. The purpose of this session is to provide an opportunity to present papers and engage in scholarly discussions in English, and thus promote internationalization of the JSET community.
  • This International Session will be run in parallel with the presentation session (一般発表セッション). Young scholars as well as experienced researchers are all welcome. Papers related to the following topics are invited to the Session

学生セッション(口頭発表)

  • 教育工学に関わる若手育成,若手研究の奨励を目的として,学生セッションを設置します.このセッションは学生のみの発表セッションで,通常の研究発表の後,セッション内でディスカッションの時間(20分間)を設け,発表について,発表者と参加者が深く議論することができるようにしております.学生セッションで発表希望の方は,発表カテゴリーとして「学生セッション」を選択してください.
  • 【学生セッション優秀発表賞について】
    春季全国大会では,学生による優れた研究とその成果の発表を奨励するために,学生セッションでの研究発表のうち特に優れたもの(上位10%程度)について,大会企画委員会から学生セッション優秀発表賞を授与しています.学生セッションは大会1日目に開催されます.正会員・学生会員で,学士課程,修士(博士前期)課程,博士(博士後期)課程,専門職学位課程のいずれかに在籍している方は,授与の対象となる資格を有しますので,是非学生セッションでの発表をご検討ください. 審査は,新規性・有用性,手続き・方法等の妥当性,論理的整合性,プレゼン,質疑応答の5つの観点で行われます.過去の授賞者はJSETホームページをご覧ください.
  • なお,学生セッションの優秀発表賞の授賞者は,大会2日目の「全体会」で発表予定です.

3月7日(土) 12:35〜14:05自主企画セッション

  • 自主企画セッションは日本学術振興会(JSPS),科学技術振興機構(JST)などの公的機関や財団から受けた研究外部資金による研究成果の発信,普及を目的に,シンポジウムやワークショップなどのセッションを自主企画し,実施するものです.

先端的科学技術のELSIを踏まえたこれからの教育工学研究の実践と教育

教育工学の研究では,現実における教育・学習の課題解決のため,積極的に先端的科学技術を取り入れられている.科学技術の導入は新たな教材・教育実践の創造をもたらすが,一方で,過去にはみられなかったような新たな問題を社会にもたらすことも少なくない.科学技術を教育に活用することの倫理的・法的・社会的課題(ELSI)に対し,事後的に対処するだけでなく,予見しながらその対応策についても議論していくことが必要となる.本シンポジウムでは,各国のケーススタディや法的・倫理的観点からの議論,社会受容に関する調査などから見出されたELSI論点を紹介するとともに,それらの論点を踏まえたこれからの教育工学研究の実践と教育を議論する.

後藤 崇志(大阪大学)・加納 圭(滋賀大学)・村上 正行(大阪大学)・ 稲葉 利江子(東京科学大学)・岩﨑 千晶(関西大学)

次世代の学習支援をデザインする:データ駆動・身体性・社会的文脈をつなぐ教授システム学の挑戦

本シンポジウムでは,教授システム学専攻において進行中の外部資金研究を横断的に取り上げ,次世代の学習支援を構成する要素を多角的に検討する.学習者の行動データを用いた先延ばし行動の分析,身体性を含む学習過程のマルチモーダル理解,生成AIによる併走エージェントや個別最適化学習システムの開発,さらに高齢者の行動変容支援や養護教諭養成におけるカリキュラム設計といった多様な研究を通じて,データ駆動・身体性・社会的文脈を結びつける新たな教育デザインを議論する.これにより教授システム学が拓く次世代学習支援の姿を提示する.

合田 美子(熊本大学)・中野 裕司(熊本大学)・久保田 真一郎(熊本大学)・マジュンダール リトジット(熊本大学)・戸田 真志(熊本大学)・喜多 敏博(熊本大学)・川越 明日香(熊本大学)

3月7日(土) 12:35〜14:05企業企画セッション

企業企画セッション1

3月7日(土)12:35-13:35
企画:株式会社ライトストーン

質的データ分析ソフトウェアMAXQDAでインタビューを分析しよう

秋大会でご好評いただきましたMAXQDAについて,ご要望の多かったインタビュー分析機能を中心に解説します.インポートからコーディング,カテゴリ化,図解ツールまで,一連の流れを体験いただけます.Q&Aの時間を多めに取りますので,「こういった分析はできますか?」などご質問をお待ちしております! また,ご参加者向けに操作資料と特別お試しライセンスも配布します.

ライトストーンのサイトよりMAXQDA体験版を事前インストールしてご来場いただくと,講演中に一緒に操作をお試しいただけます.

企業企画セッション2

3月7日(土)12:35-13:35
企画:ターンイットイン・ジャパン合同会社

生成AI時代の教育と研究:AIツールによる剽窃・不正を防ぐための実践的アプローチ
〜AIライティングの検知機能とTurnitin Clarityのご紹介〜


生成AIの急速な普及により,教育・研究現場では,学生によるAIツールの不適切な利用や,文章課題における剽窃・不正への対応が喫緊の課題となっています.特に日本国内の教育現場では,「どこまでが適切なAI活用なのか」「学習成果をどのように公正に評価するのか」といった実践的な悩みを抱える教員が増えています.

こうした課題に対応するため,弊社ではAIライティング検知機能の日本語対応を開始しました.あわせて,学生の思考プロセスを可視化し,授業における責任あるAI活用と公正な評価を支援する新たなライティングソリューション 「Turnitin Clarity」 の提供を開始しています.

本セミナーでは,生成AIを取り巻く国内外の最新動向と教育現場における課題を整理した上で,AIツールによる剽窃・不正を防ぐための具体的なアプローチ,ならびに弊社ソリューションの活用方法をご紹介します.生成AI時代において,教育・研究のインテグリティをいかに守り,学習の質を高めていくかについて,実践的な視点から考える機会となれば幸いです.

3月8日(日)  15:25~16:55重点活動領域セッション

  • 日本教育工学会では,学会として重点的に取り組んでいる領域を社会に示し,学会としてのプレゼンスを高め,社会に貢献することを目指しています.2025年度より,新たな重点活動領域として「教育とAI部会」,「学びの保障部会」の2つの部会が発足しました.
  • 本セッションでは,2つの部会の活動計画や現状での進捗状況等について報告させていただきます.また,多くの会員の皆様からのご意見をいただくことにより,重点活動領域の方向性について議論できればと思いますので,是非ご参加ください.

教育とAI部会:教育工学研究における「教育とAI」の現在地の確認

本セッションは,2025年秋季全国大会で活動宣言をした重点活動領域「教育とAI」部会の最初の活動として,教育工学研究における「教育とAI」の現在地を確認します.具体的には,日本教育工学会でのAI関連研究,人工知能分野における生成AIを利用した教育・学習支援に関する研究,初等教育でのAIの活用に関する研究,AI倫理に関する教育研究,AIと高次思考としての批判的思考に関する研究の5つの観点から「教育とAI」に関する研究レビューを行い,その結果を共有します.さらに,研究レビューを通じて,「教育とAI」についての教育工学研究における研究課題を検討します.

中澤明子(東京大学),大﨑理乃(東北大学),佐藤和紀(信州大学),澁川幸加(中央大学),名知秀斗(秀明大学)

学びの保障部会:教育工学研究における「学びの保障」

日本教育工学会2025年秋季全国大会で活動宣言を行った重点活動領域「学びの保障部会」の活動方針と2026年春季全国大会企画セッションの概要を報告する.通常学級における子どもの学びの保障のみならず,郡部や離島など小規模校の子ども,不登校の子ども,外国籍の子どもの学びの現状や保障に焦点をあて,今後教育工学会としてどのように取り組むことが可能なのか等について,参加者のみなさんとともに検討したい.

姫野 完治(北海道教育大学),倉田伸(長崎大学),今野貴之(明星大学),三和秀平(信州大学),八木澤史子(千葉大学)

3月8日(日)  15:25~16:55SIGセッション

  • SIG(Special Interest Group)とは,特定のテーマに興味・関心を持つ会員がグループを形成し,研究会やセミナー等を通して活動を行い,学会員のコミュニティ形成を図るものです.各SIGからの活動経過の報告,討議,ワークショップ等を行います.
  • SIG活動のページ:https://www.jset.gr.jp/sig/

SIG-ID インストラクショナルデザイン:インストラクショナルデザイン(ID)を活用して研究してみませんか?

SIG-ID(インストラクショナルデザイン)は、IDの普及と研究の活性化を目指して、2015年に設立され活動しています。今回のSIGセッションでは、ID研究への理解を深めることを目的として、日本における近年の研究動向を概観するとともに、具体的な実践論文を取り上げて検討・議論するワークショップを実施します。大学のみならず、初等中等教育や企業内教育など幅広い領域で、教育実践の改善や研究に関心のある方のご参加をお待ちしております。

SIG-CL 協調学習・学習科学:学習科学ハンドブック第三版を読み解く

学習科学ハンドブック第三版の翻訳本の出版が2026年9月に予定されている.本セッションでは,学習科学ハンドブック第三版の中から「第2章 学習科学の基礎」「第3章 足場かけ」「第10章 協調の分析」を翻訳した先生方にご登壇いただく.各章の概要について紹介するとともに,わが国の協調学習・学習科学研究のあり方について,学習科学の観点から議論する.

SIG-SE 特別支援教育:合理的配慮の実装と展望

SIG-SE(スペシャルエデュケーション)は、特別支援教育と教育工学をつなぐ学術的プラットフォームの形成を目指して活動しています。本セッションでは、「合理的配慮」をテーマに、複数の話題提供者を招き、学校段階ごとの実践や現状を手がかりとして、教育現場における配慮の在り方を多角的に検討します。日本の動向や課題、小・中学校、高等学校、大学などの教育段階における事例を共有します。また、フロアからの質問や意見を取り入れ、現場での判断や実装という実践的視点から議論を深め、今後につながる示唆を得ることを目的とします。

SIG-MC マイクロクレデンシャル:オープンバッジを活用した e ポートフォリオの可能性

SIG-MC(マイクロクレデンシャル)は、学校教育や高等教育、生涯学習にわたり身につけた特定の知識やスキルを証明するマイクロクレデンシャル(MC)に関わる教育研究を促進することを目的に活動しています。SIGセッションでは、MCに用いるオープンバッジの特徴と可能性を体験することを目的に、オープンバッジを用いた学習ポートフォリオを作成するワークショップを実施します。