日本教育工学会 2023年秋季全国大会

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各セッション

キーノート・シンポジウム

キーノート

テーマ「包摂的な教育のためのAIリテラシー」
キーノート・スピーチ板津木綿子(東京大学)
概要

OpenAIのChat GPT,MicrosoftのBing AI,GoogleのBardといった生成系AIの登場により,小学校から大学までの教育現場では,その向き合い方にさまざまな反応を示している.我が国の高等教育機関の多くは,利用禁止ではなく,学生にはメリット・デメリットを考えながら利用することを求めている.生成系AIは単なる新しいテクノロジーではなく,私たちの行動様式にも確実に影響を及ぼすテクノロジーである.本キーノートでは,東京大学大学院情報学環教授であり,B’AI Global Forum Projectのディレクターである板津木綿子氏に,私たちがAIにどのように向き合っていけばよいのかについて講演いただく.

シンポジウム1

テーマ「ELSIの視点から先端科学技術の教育活用を考える」
パネリスト板津木綿子(東京大学)
村上 祐子(立教大学)
加納 圭 (滋賀大学)
コーディネータ 今井亜湖(岐阜大学)
概要

本学会では,新しいテクノロジーが生まれてくると,そのテクノロジーをどのように教育に活用すべきかを,技術的な視点から論ずることが多かったのではないだろうか.現在,すべての学校段階において,新しいテクノロジーである生成系AIの教育利用について検討が始まっている.SNSでは様々な立場の人々が生成系AIの活用方法を次々と示し,これまで人間しか対応できないと思われていたことが生成系AIに取って代わられるという未来も見え始めている.生成系AIを教育に活用する際に,検討されるべきことは何だろうか.本シンポジウムでは,技術的な視点ではなく,ELSI(倫理的・法的・社会的課題)の視点から,生成系AIをはじめとする先端科学技術の教育活用について考えてみたい.

シンポジウム2

テーマ「教育データを利活用できる教員の養成の在り方」
パネリスト佐藤健一(滋賀大学)
中野博幸(上越教育大学)
前田有希子(Purdue University)
コーディネータ 高橋純(東京学芸大学)
概要

近年,全ての子供たちの可能性を引き出すため,学校現場に1人1台端末・高速通信環境が実現した.その中で,学校現場の教師自身がデータサイエンスにもとづいて教育データを分析し,その分析結果から教育・学習方法を再検討するといった教育データを利活用できる教師の養成が求められている.そこで,本シンポジウムでは,今後の教員養成課程に必要となるデータサイエンス教育の在り方についての示唆を得ることをねらいとする.そのために,①教育データサイエンティスト育成・②教員養成における統計リテラシー・③国外の教育現場におけるデータサイエンス教育といった多様な専門分野のパネリストによる議論を行う.この議論をとおして本シンポジウムのねらいを達成するとともに,教員養成課程に必要となるデータサイエンス教育に関する教育工学研究に向けた指針を示したい.

President Talkのご案内/Inviting the President Talk

【日本語案内】

JSETは、2014年に米国教育コミュニケーション・工学会(AECT)、2017年に中国教育技術協会(CAET)、2018年に韓国教育工学会(KSET)と学術連携に関する覚書を交換しており、以来各国の協会・学会との国際交流を積極的に展開してきました。これまでのランチョンセミナーやInternational Sessionを通してJSET会員の皆さまへ各国の教育状況や海外の教育工学に関する研究状況について知見を共有し、意見を交換する機会を設けてきました。

2018年度には交流をさらに発展させることを目的として、これまでの取り組みを統合・改変した「President Talk」を開催しています。President Talkでは、各学協会関係者をお招きし、最新の研究動向や理論、概念の紹介、各国における教育工学の重点課題や様々なテクノロジー等を利用した教育実践事例の共有が行われています。

今年度は、各協会・学会の代表の方にご登壇いただき、各国の教育工学に関する研究動向や教育課題について話題をご提供頂きます。海外の事例をもとにした教育工学の現状や課題、今後のあり方について議論する機会となりますので、ぜひご参加いただきますようお願いいたします。

テーマ 各学協会による大会の紹介と,各国の教育工学に関する研究動向や教育課題
登壇者 美馬のゆり(JSET副会長,はこだて未来大学)
David Wiley(AECT会長,Lumen Learning)
黄栄懐(CAET副会長,北京師範大学)
Jeongkyoum Kim(KSET会長,忠南大学)
形式 対面(プレジデントはリアルタイム型オンライン形式でご登壇)
言語 英語(オンラインでの日本語同時通訳あり)
会場 京都テルサ・ホール(京都テルサ内に日本語同時通訳視聴用の別会場を用意)
日時 2023年9月17日(日) 9:00-10:30
プログラム 1. 趣旨説明,これまでの各学協会との取り組み紹介(10分)
2. 各国代表者より話題提供(20分×3名)
3. 全体討論(20分)
司会進行 甲斐晶子(JSET国際委員,青山学院大学)

【English Guide】

JSET has been actively promoting international exchanges with associations and societies in several countries since concluding arrangements of academic collaboration with the American Educational Communication and Engineering Society (AECT) in 2014, followed by the Chinese Association for Educational Technology (CAET) in 2017, and the Korean Society for Educational Technology (KSET) in 2018. Through past luncheon seminars and international sessions, JSET, along with its partner organizations, have provided its members with opportunities to share knowledge and exchange opinions on the state of education and of the latest research on educational technology overseas.

In 2018, JSET organized the “President Talk”, an integrated and modified version of the previous events, to enhance further development of its international exchange. The President Talk is a forum where the latest research trends, theories and concepts are presented, and examples of educational practices using a variety of technologies are shared.

This year, representatives from the associations and academic societies listed above will give speeches on topics related to research trends and educational issues including educational technology in their countries. This will be a good occasion to discuss the up-to-date state, issues and prospects of educational technology based on examples from abroad. We hope you will not miss this valuable event.

The presidents will address on site or through online conference system. Simultaneous interpretation will be provided online.
Theme Introduction of the conferences hosted by partner association and society, and research trends and educational issues on educational technology
Speakers Noyuri Mima (Vice president of JSET; Future University Hakodate)
David Wiley (President of AECT; Lumen Learning)
Ronghuai Huang (Vice President of CAET; Faculty of Education at Beijing Normal University Co-Dean, Smart Learning Institute of Beijing Normal University, UNESCO Chair on Artificial Intelligence in Education)
Jeongkyoum Kim (President of KSET; Chungnam National University)
Format Realtime
Language English
Venue Kyoto Terrsa Hall
A separate room for the audience who prefer simultaneous interpretation in Japanese will be provided within Kyoto Terrsa buildings.
Date Sunday, September 17, 2023
Time 9:00-10:30 am
Program 1. Introduction and Collaborative Initiatives with Academic Societies (10min)
2. Presentation by Each Representative (20min×3)
3. Discussion(20min)
Moderator Dr. Akiko KAI (International Committee of JSET; Aoyama Gakuin University)

チュートリアルセッション

  • 9月16日(土)9:00-9:30
    セッション1  日本教育工学会へようこそ!全国大会の楽しみ方を教えます!

    日本教育工学会(JSET)の初心者および若手の学会員の皆さんがJSETコミュニティに参加されるために,本学会と全国大会の楽しみ方について学会長と学会副会長から説明します。

    登壇者:堀田龍也(日本教育工学会 会長/東北大学)
       :西森年寿(日本教育工学会 副会長/大阪大学)
    司 会:坂井裕紀(日本教育工学会 大会企画委員/東京大学)
  • 9月17日(日)10:40~11:10
    セッション2  投稿論文が採録・掲載されるまでに求められること

    編集委員会共同セッションです。

    論文種別の2,3に設けられている「教育実践研究論文」「教育システム開発論文」,そして英文誌「ITEL」について,投稿した論文が採録・掲載されるまでに求められることについて解説します。

    司 会:小柳和喜雄(編集委員会 編集長/関西大学)
       :田口真奈 (編集委員会 副編集長/京都大学)
    1)「教育実践論文」が採録・掲載されるまでに求められること
       登壇者:永田智子(編集委員会 委員/兵庫教育大学)
    2)「教育システム論文」が採録・掲載されるまでに求められること
       登壇者:緒方広明(編集委員会 担当理事/京都大学)
    3)「ITELへの投稿論文」が採録・掲載されるまでに求められること
       登壇者:大浦弘樹(編集委員会 担当理事/東京理科大学)
    4)深掘り&質疑応答
      *各人7分程度でご説明します。
  • 9月17日(日)13:30~14:00
    セッション3  投稿時の注意事項,投稿規程の一部修正,投稿と関わる変更事項について

    編集委員会共同セッションです。

    会員が3500人を超え,様々な学会に同時に所属している方々が,本学会に研究成果を投稿する前に注意することについて解説します。

    司 会:小柳和喜雄(編集委員会 編集長/関西大学)
       :田口真奈 (編集委員会 副編集長/京都大学)
    1)投稿前に注意してほしいこと(規程に即して:引用参照、匿名性他)
       登壇者:松田岳士(東京都立大学/元編集委員会 委員・編集長補佐)※VIDEO
    2)投稿規程・手引き・テンプレートの一部修正について
       登壇者:今井亜湖(編集委員会 編集長補佐/岐阜大学)
    3)投稿と掲載料について
       登壇者:望月俊男(編集委員会 担当理事/専修大学)
    4)深掘り&質疑応答
      *各人7分程度でご説明します。

企画セッション

  • 9月16日(土)9:50~11:50
    企画セッション1,2
    タイトル:
     情報教育・学習環境・学習評価から教育工学研究を整理する
     〜重点活動領域3部会の活動成果報告と次に向けて〜

    企画:重点活動領域委員会
    登壇者:
     益川弘如(聖心女子大学/重点活動領域委員長)
     稲垣忠 (東北学院大学/重点活動領域副委員長/学習環境部会長)
     寺嶋浩介(大阪教育大学/情報教育部会長)
     深見俊崇(島根大学/学習評価部会長)
    スケジュール:
     9:50-10:40 (50分) 第1期の活動成果報告
     11:00-11:50 (50分) 第2期に向けての検討ワークショップ
    内容:
     2021年度より「重点活動領域委員会」が発足し、日本教育工学会として重点的に取り組んでいる領域を社会に示し、学会としてのプレゼンスを高め、社会に貢献することを目指してきました。現在、情報教育部会、学習環境部会、学習評価部会に加え、2023年度から先端科学技術とELSI部会が発足し、全部で4部会体制で活動しています。本企画セッションは、ひとつの区切りとして、当初から活動を続けていた3部会、第1期メンバーでの活動成果を報告します。第1期は各部会の領域における研究内容を整理してきました。そして第2期は近接領域の学会・研究者との対話を通して取り組みを深めていく予定です。そのため、本セッションの前半では、各部会において取り組んできた各領域における研究の幅広さと奥深さについて各部回の活動成果を報告します。そして後半では、ワークショップ形式で参加者のみなさんと共に、第2期の活動に向けてのアイデア出しをしていきたいと考えております。多くのみなさまのご参加をお待ちしております。
  • 9月17日(日)11:20~12:10
    企画セッション4
    企業名:ラインズ株式会社
    テーマ:eラーニングの活用による効果~入学前教育から就職筆記試験対策まで~
    登壇者:ラインズ株式会社 綱取真那、上田和果、田中友梨
    内 容:
     本セッションでは、基礎学力強化を観点とした、eラーニングの活用による効果を実際の事例を交えながらご紹介いたします。
     入学前教育やキャリア関係授業と連携した成績向上の具体例を、実際に使用したeラーニングのシステムと合わせて説明いたします。その際の学習状況をどう可視化するかについて、筆記試験対策にどう取り組ませるかの意識改革にeラーニングを活用した事例についても触れさせていただきます。
     また読解力の基礎力向上を目指した教材「読解スキル養成ドリル」および情報リテラシーの基本を再確認できる「情報リテラシー確認ドリル」のご紹介と活用事例についても紹介を予定しています。
     教材の体験や意見交換についても実施を予定しております。