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プログラム |
発表者 |
山口悦司(神戸大学) 近藤伸彦(東京都立大学) 益川弘如(青山学院大学) 重田勝介(北海道大学) |
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指定討論者 | 山内祐平(東京大学) |
総括コメント | 堀田龍也(東京学芸大学) |
コーディネータ・司会 | 西森年寿(大阪大学),今井亜湖(岐阜大学) |
本学会は、論文誌の編集、大会や研究会の運営などを通して、教育工学研究の発展に取り組んできた。学術研究の発展は、決まったやり方をすれば成功が約束される性質のものではない。それを支える学会の取り組みについても、時代や状況に応じた工夫や見直しが求められるだろう。
40周年を迎える本年度の大会では、創設以来の本学会における研究の発展に関わる取り組みを概観したい。そのうえで、現在の努力のうちから、重点活動領域とSIG活動の成果と現状を確認したい。加えて、教育工学研究と関わりの深い2つの関連学会(日本科学教育学会、教育システム情報学会)から話題を提供いただき、取り組みのヒントや相対的な視点を得たい。
これらを踏まえて、今後の研究発展に向けて、本学会および関連研究領域における課題や今後期待されることについて議論したい。
日本教育工学会(JSET)の初心者および若手の学会員の皆さんがJSETコミュニティに参加されるために,本学会と全国大会について学会長と学会副会長からご紹介します。
登壇者:堀田龍也(日本教育工学会 会長/東京学芸大学)論文種別の2に設けられている「教育システム開発論文」の記述に求められるポイントを対談形式で解説いただきます。
趣旨説明:小柳和喜雄(関西大学)会員が3500人を超え,様々な学会に同時に所属している方々に本学会で査読を通っていく投稿論文の特徴について対談形式で解説いただきます。
趣旨説明:小柳和喜雄(関西大学)情報教育部会(第2期)では,情報活用能力尺度の開発を目的に議論を進めています.前回の全国大会では,情報活用能力の構造やそれを評価するための枠組みそのものについての議論を行いました.情報活用能力に関する整理をもとに,「問題解決・探究における情報活用能」「メディア・リテラシー等」「プログラミング教育」「情報モラル」の4つの領域を想定した尺度の作成を検討しています.それぞれの領域ごとの先行研究の整理や,次期学習指導要領での議論などをもとに,枠組みを想定した上で,具体的な評価のあり方や尺度項目についての議論を進めます.
学習の基盤となる資質・能力である情報活用能力の育成,評価に取り組まれた方々にご参加いただき,ご意見をいただきながら,実践研究の与するものになるように議論する場にしたいと思います.
学習評価部会(第2期)では,学習評価の文脈における授業実践者のスキルの構成要素について整理するとともに,学習評価の設計を支援する方策について検討しています.本セッションでは,学習と評価のあり方に関する概念整理を行い,関連分野における研究動向について話題提供します.指定討論では,自律的な学習者を育成する学習評価とその土台となる「わざ」について議論し,知識・技能の獲得につながる学習評価の枠組みを超えて,学習評価のあり方を考える「場」になることを目指します.
本企画セッションでは,学習環境のデザインプロセスに関する理解を,フロアの皆さまと深める取り組みを行います.
学習環境部会(第2期)の目的は,学習環境の4側面(空間,人工物,活動,共同体)を関連させた学習環境のデザインプロセスにおける,共通点や留意点を探索的に明らかにすることです.先の2024年春季全国大会では,研究的な視点を持ちつつ学習環境をデザインされている方々をお招きし,ダイアローグセッションを行いました.その結果,デザインプロセスにおける「状況の観察」「観察の分析」「分析に基づく実践デザイン」が重要であることが浮かび上がりました.
そこで今回は,各プロセスがどのように達成されているのか,初等中等および高等教育で学習環境デザインに取り組まれている三宅先生,上田先生の実践を事例としながら,各プロセスの詳細を掘り下げます.具体的には,当部会メンバーが事前に実施したインタビューデータの一部をフロアと共有し,小グループで分析をしてみます.その取り組みをもとに,部会メンバー,話題提供者,そしてフロアの皆さまと学習環境に関する議論を深めます.
学習環境デザインの視点からの実践や研究に関心をお持ちの皆さまのご参加をお待ちしております.
日本教育工学会から5月18日に「一般社団法人日本教育工学会における生成AI利用に関する基本的な考え方」が公開されました.さらに,春季全国大会企画セッションでの参加者のアンケートでも,教育実践や教育研究におけるELSIについて知りたいという回答も頂戴しました.
そこで,秋季全国大会での企画セッションでは,教育実践や研究における研究者の責任についてELSIやRRI※(Responsible Research & Innovation)の観点から考える「場」になることを目指します.
※RRI: 欧州を中心として広がった概念で科学技術の研究開発のあり方そのものを理想の社会像や価値観に合致するよう変革・発展させていく考え方である(科学技術振興機構 2022).
1) 趣旨説明入学前教育の実施方法と、その結果をどのように分析し、入学後に活かしているか。またそのメリットをお伝えいただきます。
進行計画:20~30分程度で清泉女子大学 有田氏にご発表いただき、その後質疑応答の時間とします。また、ラインズドリルの概要についてもラインズ株式会社より説明させていただきます。
本大会では従来の懇親会に代えて、ウェルカムレセプションを企画しました(別途参加費用がかかります)。学会参加者の交流企画を準備しております。また、軽食・飲み物(ノンアルコール)をご用意しております。定員になり次第、締め切りますのでどうぞお早めにお申し込みください。