シンポジウム/トークセッション※プログラムは暫定版です

シンポジウム1 / シンポジウム1A

「新技術が拓く未来の学習環境について考える」

9 月15 日(土)13:10-15:10   会場:全201

コーディネータ 緒方広明(徳島大学)、加藤浩(放送大学)、柏原昭博(電気通信大学)
指定討論者 加藤浩(放送大学)、柏原昭博(電気通信大学)

 近年、Cyber-Physical System, Internet of Things, Gesture-based Computing等、新しい技術が次々と研究開発されている。また、このような新しい技術が、一般的に利用されるまでの時間も一段と短縮されてきている。 本シンポジウムでは、このような最先端技術を用いて、教育・学習支援システムの萌芽的な研究をされている方々をお招きして、これまでの知見や今後の展望、本学会への期待等をお聞きし、未来の教育・学習環境について考えます。

    登壇者
  • 学習支援ツールの役割とインタラクションのデザイン
    中小路久美代(SRA)
  • タンジブルユーザインタフェースを利用した天文学習支援
    葛岡英明(筑波大学)
  • 学習支援における言語処理とコーパス
    井佐原均(豊橋技術科学大学)

シンポジウム1 / シンポジウム1B

「初等中等教育の教育方法の改善・開発に教育工学研究が果たす役割」

9 月15 日(土)13:10-15:10   会場:中部講堂

コーディネータ 黒田卓(富山大学)、姫野完治(秋田大学)
司会 黒田卓(富山大学)
基調講演、指定討論者 吉崎静夫(日本女子大学)

 昨年度の第27回大会の会長特別講演において、教育工学研究が社会に果たす役割について、これまでの成果と今後の課題が総括された。 情報社会、グローバル社会における教育方法の改善や開発が世界的な動きとなりつつある今、多様な研究的背景を有する本学会の研究者が、これらの問題を解決すべき共通課題として認識し、 多様なアプローチで研究を進めていくことが求められている。そこで、本シンポジウムでは、初等中等教育における教育方法の改善・開発について、これまでの研究の成果を学校教育現場にどのように普及、 定着させていくか、また、今後どのような課題が残されているのかを議論し、教育における問題解決のための意思決定を支援する基礎的知見、道具、技術、方法を提供する学問として、 初等中等教育分野における教育工学研究の共通課題の認識を深めていきたいと考えている。

    パネリスト
  • 小学校における教育方法の改善・開発と教育工学
    姫野完治(秋田大学)
  • 中学校の教育方法の改善・開発に教育工学研究が果たす役割
    小柳和喜雄(奈良教育大学)
  • 教育方法再考
    鹿毛雅治(慶應義塾大学)

トークセッション

「JSET Talks: 社会のデザイン,学びのデザイン」

9 月16 日(日)15:20-17:50   会場:中部講堂

コーディネータ 室田真男(東京工業大学),美馬のゆり(公立はこだて未来大学)
前迫孝憲(大阪大学),山田政寛(金沢大学)

 教育工学は実践を重視する学問です.多くの教育工学研究者は社会とのつながりを大切にしながら活動しています.今大会では,教育工学の原点に立ち返り,教育工学の幅の広がり,奥の深さを共有し, 自分にこれから何ができるかを考える機会を提供したいと考えます.そのために,学びと社会をつなげる魅力的な実践活動をされている方をお招きし,話をしていただきます.名付けてJSET Talks.
日本教育工学会の会員の多くは研究者であり,論文をいかに出すかという観点が重要視されがちです.しかし,教育工学者として最も大切なことは,専門家としての知識,視点,知見,経験を活かして社会をよくすることです. 学びを通じて社会にどう働きかけ,どう変革していくのかを1人1人が考えていかなければなりません.鍵を握るのが,様々な組織との連携であり,それらをどうつなげて学びをデザインしていくのかという視点であると考えます. 本トークセッションでは,研究的視点を持ちながら実践に軸をおいた活動を推進して頂いている方々から,その思いや活動内容を紹介していただきます.優れた活動には夢,情熱,感動が含まれています. それらを皆で共有することにより,教育工学の幅の広がり,奥の深さを共有できれば幸いです.JSET is for Joyful Society on Engagement and Tie-up

    話題提供者
  • 1.お山の小さな学校の3.11
     −東日本大震災被災地フクシマの学校からの報告−
    渡部昌邦(福島県川内村立川内中学校)
  • 2.「未来の教室」の実現に向けて
    東原義訓(信州大学)
  • 3.メディアでひらく教育のミライ
    宇治橋祐之(日本放送協会)
  • 4.情報化でつながる博物館と学校
    高田浩二(海の中道海洋生態科学館)
  • 5.学習の共同性と社会性を活かした地域の学習環境デザイン
    美馬のゆり(公立はこだて未来大学)
  • 6.越境する大学,そして学会
    苅宿俊文(青山学院大学)
  • 7.ラーニング・シティを展望する
    柵富雄(富山インターネット市民塾)
  • 8.Learningful Organization:研究のエコシステムをつくりつつ、考える
    中原淳(東京大学)