以下のようなテーマが予定されています(コーディネータは,五十音順)
コーディネータ | 大谷 尚(名古屋大学),白井靖敏(名古屋女子大学), 前迫孝憲(大阪大学) |
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高等教育の質保証は,現在,高等教育機関だけでなく,社会全体の重要なテーマとなっており,多様な議論,多様な実践がある.そこでは,テクノロジーは主に,教員の授業設計,準備,実施,評価などの授業者のサポートに活用されるともに,学生の学習のサポートにも多様に活用され,おもに学力保証面で貢献している.このシンポジウムでは,さらに,多様化する資質・ニーズを有した初年時の学生のケアから,社会人としての職業場面への送り出しを意識したコミュニケーションスキルの教育などまでを視野に入れ,入学から卒業までを見通した包括的な質保証の試みを取り上げ,そこでのICTや教育工学の関わりについて考える.
コーディネータ | 豊田充崇(和歌山大学),東原義訓(信州大学), 益子典文(岐阜大学) |
登壇者 | (タイトルは仮のものです) 1)国語科の授業実践者の立場から 前田康裕(熊本市教育委員会) 2)国語科の授業研究の立場から 梅澤 実(帝京科学大学) 3)理科の授業実践者の立場から 中井章博(和歌山県教育委員会) 4)理科の授業研究の立場から 小倉 康(国立教育政策研究所) |
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教科教育学と教育工学は,学校での教育実践ではもちろんのこと,授業研究,教師教育,教育システム開発などの各研究領域において深いかかわりがある.また,昨年のシンポジウムにおいても,教育工学が教科教育学を含めた関連分野と連携し実践的な研究を推進することの重要性が指摘されている.折しも,新学習指導要領に沿った指導内容の改訂,習得・活用・探究型の授業の実現など,双方の研究と深いかかわりのある学校教育は新しい方向へ一歩踏み出す時期にあると言える.この時期に,教科教育学と教育工学の実践を捉える枠組みについて対話を行い,実践研究推進の方策について議論を深めたい.本シンポジウムでは,ICT活用に関する実践事例を話題の中心として,教科教育の専門家からのコメントを踏まえ,双方の接点・相違点,そして今後の「協働」にむけての方策についての示唆を導きたい.
コーディネータ | 鈴木克明(熊本大学),美馬のゆり(はこだて未来大学), 室田真男(東京工業大学) |
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教育工学の社会への貢献・普及・啓発の観点から今後を考える場として,本シンポジウムでは,これまで本学会が25年の間歩んできた過去を振り返り,今後の方向性を模索します.本年6月19日第26回通常総会開催時に行われる25周年記念シンポジウムでは,研究方法論を中心にこの10年を振り返るセッションと,これからの10年を関連学会との連携の視座から見通すセッションが行われます.また,25周年記念事業の一環として,出版計画も進んでいます.本シンポジウムでは,この流れを受けて,「教育工学はどうあるべきか」についてさらに深く掘り下げていきます.