【特集記事】海外学協会との連携で広がる国際交流・研究の機会
国際委員会委員長 岩﨑千晶(関西大学)
国際委員会は国際交流委員会,国際企画委員会の名称を経て,2023年度より現在の名称となり,海外の教育工学関連学協会との連携・交流を推進しています.主な活動として,海外学協会との協定締結・維持,国際セミナーや大会における国際に関連するセッションの企画・運営等を行っています.現在は,Association for Educational Communications and Technology (AECT),Korea Society for Educational Technology (KSET),China Association for Educational Technology (CAET)との協定に基づき,交流を展開しています.2024年にはAECTと新たな協定を締結し,連携を強化しました.またCAETの代表者から訪日もあり,国際委員会が今後の研究交流について意見交換の機会を持ちました.
全国大会では隔年で協定している学協会のプレジデントを招いたセミナーを実施し,KSET,CAET,AECT,JSETの代表者による研究動向の共有や意見交換を行っています.AECTとの交流では,毎年10月の年次大会でJSET枠での発表機会があり,各国の教育工学研究の最新動向に触れることができます.CAETとは2年に1度,日中フォーラムを交互開催しており,2025年度は対面での再開を検討しています.今後も国際的なネットワークの拡大と,会員の国際交流機会の創出に努めるとともに,オンラインツールを活用した新たな国際交流の形態も検討していきたいと考えています.
【特集記事】研究会担当として
研究会委員会委員長 森本康彦(東京学芸大学)
2024年度は、会員の皆さまのご協力のもと、4回の研究会を無事に開催することができました。秋田大学(5月)、鹿児島大学(7月)、オンライン(10月)、そして岩手県立大学(12月)において実施された研究会では、延べ178件の研究発表が行われ、全国から985名の方々にご参加いただきました。それぞれの研究会において、ご研究に対する多角的な視点からの発表と活発な議論が展開され、学術的・実践的な成果を共有する貴重な場となりました。また、オンライン形式の研究会では、遠隔地の方々にも気軽にご参加いただける新たな形態の可能性を確認できました。
本学会の活動を支えてくださる皆さまに心より感謝申し上げます。今後も引き続き、実り多い研究交流の場を提供できるよう努めてまいりますので、2025年度の活動へのご支援とご参加をお願い申し上げます。
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