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2012年度 夏の合宿研究会のご案内(最終報)
テーマ「思考を促す学習環境デザイン」 |
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近年,思考力の育成への関心が高まっていますが,子どもたちの思考力を高めていく教育実践については試行錯誤の段階です.思考力は,すべての教科と関連する基盤となる能力です.そのため,思考力を育成するための教育実践では,子どもの思考を促す工夫や思考する学習場面を,さまざまな教科の中に埋め込んでいくことが重要です.さらに,発達段階に応じた学習課題の設定も考慮しなければなりません.つまり,思考力育成には,一人ひとりの教員が行う「授業のレベル」だけでなく,教科間や学年間の連携といった「教科・学年のレベル」,さらには「学校運営のレベル」までを包括的にデザインする必要があります.
2012年度夏の合宿研究会では,関西大学初等部・中等部の思考力育成のための取り組みを事例として,教育実践のデザインについて検討します.2010年に開校した関西大学初等部・中等部では,全校をあげて「高次思考力」の育成に力を注いでいます.当日は,まず,事例校が2年間にわたって取り組んできた高次思考力育成のための教育実践を,「学校運営のレベル」「教科・学年のレベル」「授業のレベル」から報告していただきます.そしてその後,ワークショップにおいて,各レベルのデザインを留意した上で,参加者とともに,各教科,総合学習,情報教育において,どのような授業を展開することにより,子どもたちの考える力を育成することができるのかについて考えていきます.
思考力育成に関心のある学校現場の先生方と活発な議論ができる研究会にしたいと思います.
| 日時 |
2012年08月04(土)13:00 〜 05日(日)12:00 |
| 会場 |
関西大学高槻ミューズキャンパス 〒569-1098 大阪府高槻市白梅町7番1号 TEL:072-684-4312
http://www.kansai-u.ac.jp/elementary/access/index.html
JR高槻駅,阪急高槻駅から徒歩10分
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| 対象 |
学校教育に関わる実践者(初等・中等教育の教員),研究者,学生,その他教育関係者. |
| 定員 |
各分科会の定員を35名とする(先着順) |
| 参加費 |
2,000 円(予定)当日の資料代を含みます. (情報交換会の参加費は別途徴収させていただきます.) |
| 宿泊 |
高槻市内のホテルを紹介しますので,各自でご手配お願いします. |
| お申し込み方法 |
参加の方は,以下のサイトからお申し込みください。申し込みの締切は7月28日です.
http://www.kansai-u.ac.jp/elementary/access/index.html
なお,各分科会への参加は,定員になり次第締め切りますので,お早めの申し込みをお願いいたします
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| 開催担当 |
久保田賢一(関西大学総合情報学部)
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| 問い合わせ先 |
mail:
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■プログラムの概要
| 【1日目】8月4日(土)13時〜17時30分(受付12時30分〜) |
| 13:00〜13:40 |
開会および学校紹介 |
| 14:50〜17:30 |
4分科会に分かれてワークショップ |
| 18:00〜20:00 |
情報交換会 |
| 【2日目】8月5日(日)9時30分〜12時(受付9時〜) |
| 9:30〜10:40 |
ポスターセッション形式のワークショップ成果発表 |
| 11:00〜12:00 |
基調講演 「高次思考力育成のための理論およびその方略」(黒上晴夫氏 関西大学) |
分科会は,下記の4つを予定しています.
ミューズ学習 ミューズ学習とは,考えることを考える学習であり,教科横断的に活用できる6つの思考スキル(「比較する」「分類する」「多面的にみる」「関連づける」「評価する」「構造化する」)を習得することをねらいとしています.本校で取り組んでいる実践について紹介しつつ,みなさんといっしょに授業デザインを考えていく予定です.
算数 「ふきだし法」とは,算数科において特に問題解決型の授業を展開する際に自分(学習者)が考えたことをマンガのような<ふきだし>を活用して思考過程をノートに記述表現させる学習指導法です.今回は,この「ふきだし法」を活用した3年生の実践を挙げながら,「ふきだし法」のよさを紹介していきます.
国際理解 総合的な学習の時間におけるフィリピンやカンボジアなどとICT を活用した交流実践について報告します.子どもたちがミューズ学習で習得した思考スキルを主体的に活用できる学習をデザインしています.本校の実践について紹介しつつ,みなさんと共に国際理解学習における思考力育成の授業デザインについて考えていきたいと思います.
ICT活用 思考を促すためにiPad やe ポートフォリオ等ICT ツールを積極的に取り入れています.特に,e ポートフォリオについては,蓄積されたデータをどのように子どもの指導・支援に活用していくのか今後の実践を通して検証していきたく,e ポートフォリオの可能性について,実践を紹介しつつみなさんと議論したいと考えています.
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