課題研究 ※プログラムは暫定版です

○印は発表者,◎印は研究奨励賞対象の発表者です

課題研究1

システム開発・新技術の利用:学びを支援する情報環境のデザイン

9月19日(月)14:30-17:00   会場:204

コーディネータ・司会者: 緒方広明 (徳島大学) , 飛騨信崇 (ベネッセコーポレーション)

 現在の情報技術は,人々の生活の中に浸透し,様々な活動をサポートしている。また,センサーやRFID等の環境の中に埋め込まれた多種多様なデバイスと連携して,人々の活動を支援する,新しい情報環境の研究開発も進められている。そのような中で,本課題研究では,教育・学習を支援する新しい情報環境や,それを構成するシステム開発のあり方の提案・開発・実践研究について発表する。例えば,情報基盤技術としては,センサーネットワーク,スマートオブジェクト,拡張現実,モバイル・ユビキタスコンピューティング,ウェアラブルコンピューティング,知能ロボット,エージェントテクノロジなどがある。これらの技術を用いた(これ以外でも)新しい情報環境が,現実世界で営まれる人の学びをいかに支援できるか,を中心に討論する。

  • K1-204-01
    携帯電話を対象とした映像コンテンツによる学習システムの構築
    ◎葉田 善章 [放送大学]
  • K1-204-02
    iPad博物館ガイドシステムの構築と評価
    ○平澤 泰文 [大谷大学], 井上 智紀 [大谷大学], 福田 督司 [大谷大学], 星田 龍太 [大谷大学], 山本 海 [大谷大学], 山本 哲也 [大谷大学], 松川 節 [大谷大学], 川田 隆雄 [同志社女子大学]
  • K1-204-03
    説明箇所を拡大表示可能なプログラミング教育向けプレゼンテーションツールの開発
    ◎上西 秀和 [東京工業大学], 室田 真男 [東京工業大学]
  • K1-204-04
    Learning by logging: ラーニングログを用いたユビキタス学習支援環境
    ○緒方 広明 [徳島大学/JSTさきがけ], 李 萌萌 [徳島大学], 侯 斌 [徳島大学], 魚崎 典子 [徳島大学], El-Bishouty Moushir [徳島大学], 矢野 米雄 [徳島大学]

課題研究2

学習環境・実践コミュニティのデザイン原則

9月19日(月)14:30-17:00   会場:203

コーディネータ・司会者: 舟生日出男 (広島大学) , 大島純 (静岡大学) ,
竹中真希子 (大分大学)

 協調学習活動をデザインする際に,道具,目標,イベント,制度,ルール,組織など,諸要素の取捨選択の判断基準となるデザイン原則は,人の学びを捉えた学習理論から導き出され,教育実践事例の分析からその妥当性や一般性が検証される。本課題研究の目的は,そうした原則を確立し共有することである。昨年度に引き続き,協調学習支援システム開発や教育実践事例の報告を,次の基準で採択する:(1)依拠する学習理論は明確か,(2)デザイン原則の提案や検証が行われているか,(3)失敗例から成功例への変化が見られるか。ポスターセッションとシンポジウムを融合した,Structured Poster Session形式による発表と議論を通して,個々の事例分析と総括的な分析を同時に行い,デザイン原則を抽象化し系統化することを目指す。

  • K2-203-01
    デザイン原則の新たな抽出・共有方法の提案
    ○白水 始 [中京大学]
  • K2-203-02
    連携協力校教員と大学院生との合同授業研究の質向上を目指したデザイン研究
    ◎益川 弘如 [静岡大学]
  • K2-203-03
    自らの実践記録の追体験と協調的リフレクションする教育デザイン原則による教育方法の提案と評価
     ―看護における割り込み業務対処に焦点を当てて―

    ○豊増 佳子 [元 総合研究大学院大学], 加藤 浩 [放送大学]
  • K2-203-04
    協調的な文献読解活動を支援する学習活動のデザイン
    ○大島 律子 [静岡大学], 大島 純 [静岡大学]
  • K2-203-05
    複雑系としての学習系(Learning Systems)に対するデザイン研究(Design-Based)アプローチの課題
    ○安武 公一 [広島大学], 山川 修 [福井県立大学], 多川 孝央 [九州大学], 隅谷 孝洋 [広島大学], 井上 仁 [九州大学]

課題研究3

システマティックな教育・学習支援システム開発における評価の役割

9月19日(月)14:30-17:00   会場:206

コーディネータ・司会者: 柏原昭博 (電気通信大学) , 室田真男 (東京工業大学)

 学習・教育支援システムをシステマティックに開発できるようにすることは,工学的に非常に重要である。そのためには,対象とする学習・教育のモデリングが欠かせない。そのモデルは,支援システムの設計原理・ガイドラインを提供するだけでなく,支援システムを漸進的に進化させるための研究基盤を提供する。本研究課題では,こうしたモデルベースのシステム研究における「評価」の役割について検討する。一般に,システムの評価では,学習効果を求められることが多いが,工学的にはモデル通りの学習・教育の実現可能性や支援機能の可用性・ユーザビリティなどを評価することでモデル/システムの洗練に関する知見を得ることも重要となる。このような観点から,本セッションではシステマティックなシステム開発・評価に関する研究のあり方について議論する。

  • K3-206-01
    Kit-Build 概念マップの評価の諸相
     機能・学習効果・実践利用・タブレット端末

    ○平嶋 宗 [広島大学]
  • K3-206-02
    形成的評価のための情報端末の利用
     学習状況の把握が教師の指導方略に与える影響

    ○石原 一彦 [岐阜聖徳大学], 近藤 敦至 [岐阜聖徳学園大学付属小学校], 山本 大介 [ピアソン桐原]
  • K3-206-03
    研究活動支援システムにおける研究活動プロセスを対象とした評価
    ○長谷川 忍 [北陸先端科学技術大学院大学], 柏原 昭博 [電気通信大学]
  • K3-206-04
    学習の変化を捉える
    ○吉川 厚 [教育測定研究所/東京工業大学], 折田 明子 [慶應義塾大学], 國上 真章 [東京工業大学]
  • K3-206-05
    都道府県レベルのための学力テスト分析システム
     デザイン・開発・大規模実証実験とその評価

    ◎木幡 敬史 [慶應義塾大学], 森 薫 [慶應義塾大学], 玉村 雅敏 [慶應義塾大学], 金子 郁容 [慶應義塾大学]

課題研究4

ICT活用にともない発生する問題

9月19日(月)14:30-17:00   会場:107

コーディネータ・司会者: 田中博之 (早稲田大学) , 長谷川元洋 (金城学院大学)

 ICTを有効に活用するためには,その特性についてよく理解し,適切な利用ができる必要がある。そのため,ICT活用にともない発生する問題についても研究しておくことは重要であるといえる。また,それを踏まえた対策についても研究することも重要である。本課題研究では,情報モラル教育やネット依存の問題,著作権,個人情報の取扱いなどの法的な問題,情報セキュリティ,情報公開の観点からのICT活用の問題等,ICT活用にともない発生する問題やその対策等について幅広く取り上げ,検討する。

  • K4-107-01
    教育の情報化が教員および生徒に及ぼす影響
    ◎野村 尚平 [専修大学], 森本 祥一 [専修大学]
  • K4-107-02
    ネット依存の学習におけるR-PDCAサイクルの有効性
    ◎鶴田 利郎 [早稲田大学], 野嶋 栄一郎 [早稲田大学]
  • K4-107-03
    ネット安全教育における参加型学習の効果に関する考察
    ○新目 真紀 [青山学院大学], 大沼 博靖  [青山学院大学], 斎藤 長行 [青山学院大学]
  • K4-107-04
    5年間にわたる情報モラル教育の実践から得た成果と課題
    ○尾崎 廉 [札幌市立平岡中学校], 高田 稔己 [札幌市立平岡中学校], 高本 茂 [富士通北海道システムズ], 長谷川 元洋 [金城学院大学]

課題研究5

初等中等教育におけるICT活用

9月19日(月)14:30-17:00   会場:201

コーディネータ・司会者: 稲垣忠 (東北学院大学) , 佐藤喜信 (内田洋行) ,
森下耕治 (光村図書)

 初等中等教育の情報化推進に向け「教育の情報化ビジョン」が示された。ICT活用は,提示機器を中心とした整備に加え,デジタル教科書の開発や児童生徒向けの情報端末に関する実証研究が推進されている。一方で情報教育については,「教育の情報化に関する手引き」の中で改めてその位置づけが確認され,新学習指導要領の下,様々な教科・領域において実践が求められている。本課題研究では,新たな段階を迎える教育の情報化に資する研究について討議する。具体的には,児童生徒向けの端末等を活用した先導的な取組みに関する実証研究,関連する教材コンテンツやハードウェアの開発・評価,情報化の推進を支援する人材・体制についての調査分析等を幅広く対象とする。教育の情報化に対して,教育工学からどのようなアプローチが可能なのか議論を深めたい。

  • K5-201-01
    TwitterとUSTREAMを用いたロボコン協調学習について
    ○山口 光夫 [真岡市立真岡中学校]
  • K5-201-02
    児童対象メロディ付き物語創作支援システムによる実践と本格的な導入における課題
    ◎佐藤 貴之 [北九州市立大学]
  • K5-201-03
    通信制高校のeラーニングにおける継続的な学習を促す支援
    ○小林 道夫 [神奈川大学附属中高等学校], 岸 真貴子 [京都外国語大学], 今野 貴之 [関西大学], 久保田 賢一 [関西大学]
  • K5-201-04
    普通教室のICT環境整備と活用頻度及び教員の意識に関する調査の分析
    ◎中尾 教子 [内田洋行], 野中 陽一 [横浜国立大学], 山田 智之 [内田洋行], 高橋 純 [富山大学], 堀田 龍也 [玉川大学]
  • K5-201-05
    電子教科書活用に関する教員と保護者の意見調査結果
    ○清水 康敬 [東京工業大学], 小泉 力一 [尚美学園大学], 山本 朋弘 [熊本県教育庁], 横山 隆光 [岐阜県池田中学校]

課題研究6

教育の質向上に向けたeポートフォリオ活用

9月19日(月)14:30-17:00   会場:202

コーディネータ・司会者: 小川賀代 (日本女子大学) , 永田智子 (兵庫教育大学) ,
森本康彦 (東京学芸大学)

 近年,高等教育機関を中心にeポートフォリオの導入・活用が急速に進み,黎明期から発展期に移りつつある。しかし,目に見える効果が得られるには時間を要するため,「持続・継続」,「普及(規模の拡大や個人の利用の拡大など)」に向けて加速がつけられないでいる。昨年度の議論において,eポートフォリオが持続的に活用・普及されるためには本質的な効果を明示することが重要であろうとの意見が出された。そこで本年度の課題研究では,初等・中等から高等教育機関における実践研究で得られた研究知見を共有し,「効果」を考究する議論を行う予定である。

  • K6-202-01
    大学連携におけるe ポートフォリオ、LMS、SNS を連携した教育実践
    ◎澤崎 敏文 [仁愛女子短期大学], 山川 修 [福井県立大学], 田中 洋一 [仁愛女子短期大学]
  • K6-202-02
    e-ポートフォリオを活用したキャリア形成支援
    ○年森 敦子 [鎌倉女子大学], 武井 安彦 [鎌倉女子大学]
  • K6-202-03
    短期大学における自律支援型ポートフォリオシステムの開発
    ○中村 恵 [奈良佐保短期大学]
  • K6-202-04
    アウトカムベースのポートフォリオの活用方法に関する研究
    ○小柳 和喜雄 [奈良教育大学]
  • K6-202-05
    教職eポートフォリオの継続的利用の効果の検討
     −教育実習生のリフレクションの深化に果たす相互評価の役割−

    ○谷塚 光典 [信州大学], 東原 義訓 [信州大学]
  • K6-202-06
    教職課程におけるポートフォリオシステムの経年運用と学習効果
    ○鹿毛 雅治 [慶應義塾大学], 森田 真基 [朝日ネット]

課題研究7

FD・高等教育

9月19日(月)14:30-17:00   会場:230

コーディネータ・司会者: 黒田卓 (富山大学) , 鈴木克明 (熊本大学) ,
椿本弥生 (公立はこだて未来大学)

 2008年度からファカルティ・ディベロップメント(FD)が義務化され,大学における授業改善の取り組みが数多く行われるようになってきた。高等教育の質保証に関する議論も国際的に進展しており,今後,高等教育分野のFDにおける教育工学の役割は,さらに重要になってくると考えられる。また,この数年,高等教育におけるラーニングセンターやライティングセンターの実践を利用したFDやスタッフ・ディベロップメント(SD)に関する報告も増加しており,教育工学の立場から十分な議論が求められる時期にきていると考えられる。そこで,本研究課題では,各大学やセンター等におけるFD・SDの先進的な取り組みや,今後の展開を想定した理論的な枠組みの提案等についての研究発表を募集する。それらをもとに,高等教育の質保証に関する政策動向等を鑑み,高等教育やFDに対して教育工学は何ができるのか,何をすべきかを議論する。

  • K7-230-01
    工学系分野における大学教育の質保証と学生の就職に関する一検討
    ○中山 実 [東京工業大学]
  • K7-230-02
    学生参加FDとしての学生による授業研究の試み
    ○金西 計英 [徳島大学], 吉田 博 [徳島大学]
  • K7-230-03
    所属教員による学習支援組織構築に向けたプログラムの開発研究
    ○美馬 のゆり [公立はこだて未来大学]
  • K7-230-04
    新潟大学学士力アセスメントシステムの開発と教育プログラム担当教員集団のFD
    ○生田 孝至 [新潟大学], 後藤 康志 [新潟大学], 澤邉 潤 [新潟大学], 五十嵐 由利子 [新潟大学], 権田 豊 [新潟大学]
  • K7-230-05
    IRからアカデミック・アナリティクスへ
    ○武田 俊之 [関西学院大学]

課題研究8

教育工学の教師教育への貢献

9月19日(月)14:30-17:00   会場:109

コーディネータ・司会者: 柴田好章 (名古屋大学) , 後藤康志 (新潟大学)

 教育工学では,その黎明期よりマイクロティーチングや授業分析などの研究が行われ,実践的な教員養成カリキュラムの開発をはじめとする教師教育の改革に寄与してきた。近年では,教師教育や授業研究にICTを活用する方法も開発されている。また,教師の成長を促すワークショプやメンタリングに関する研究も行われている。本課題研究は,このようなこれまでの研究成果の蓄積と広がりにもとづき,教育工学の教師教育への貢献について展望したい。教育工学の成果を適用した教師教育の提案,教師の成長を促す授業研究のツールやシステムの開発,教員養成課程や教員研修プログラムの評価等,幅広い研究を募集する。全体討議では,この分野における学会としての成果の積み上げ方,教育実践的妥当性の確保,研究者と実践者の協同についても議論を深めたい。

  • K8-109-01
    教師教育研究における教育工学的アプローチの特徴と課題
     『日本教育工学会論文誌』に掲載された論文の分析から

    ○木原 俊行 [大阪教育大学]
  • K8-109-02
    非教員養成系大学の教職課程における教師教育を目指した授業分析の取り組み
     プレ・サービス教育のための授業分析ツールの開発と利用

    ◎坂本 將暢 [愛知工業大学]
  • K8-109-03
    教員のためのリフレクティブな授業研究方法開発への貢献
     国語科授業研究での教師の「学び」と「教え」の過程をリフレクティブに記述する

    ○澤本 和子 [日本女子大学]
  • K8-109-04
    校内における教師の授業改善を図るアクションリサーチに関する事例研究
    ○高橋 健 [新潟県村上市立村上南小学校]
  • K8-109-05
    アクションリサーチを位置付けた校内研修の事例研究
    ○高橋 喜一郎 [小千谷市立塩殿小学校]

課題研究9

ゲーム・シミュレーションを利用した教育・学習支援

9月19日(月)14:30-17:00   会場:205

司会者: 藤本徹 (東京大学)
コーディネータ: 山田政寛 (金沢大学)
司会者: 林敏浩 (香川大学)

 教育工学系領域におけるゲームの教育利用に関する研究への関心は,世界的に高まりをみせており,その傾向は特に2000年代半ば以降の研究論文数の増加に顕著に表れている。ゲームを学習に取り入れることで期待できることとして,学習者の関心や意欲を高めることや,安全な環境で繰り返し学習できること,実践の文脈の中でインタラクティブに学習活動を行えることなどが着目され,さまざまな分野,対象,研究関心での研究が進められている。本学会でも第25回全国大会の課題研究でゲームを利用した教育・学習環境のセッションが設けられた。そこでは積極的な議論がなされ,研究知見の共有と今後のゲームを利用した教育・学習研究を積極的に進めていくことを確認した。本セッションではゲームの教育利用に関するレビュー1件,実際の研究事例2件とゲームとゲーミングに関する研究を1件,合計4件の発表を採用した. ゲームをより効果的に学習活動へ導入するための知識を整理し,共通の知識基盤の整備に向けて,研究の現状と課題を議論する。

  • K9-205-01
    近年のゲームの教育利用研究の動向と今後の課題
    ◎藤本 徹 [東京大学], 山田 政寛 [金沢大学]
  • K9-205-02
    歴史的解決策を現代の問題の解決方法の生成に応用する力を育成するゲーム学習のデザインと評価
    ◎池尻 良平 [東京大学], 山内 祐平 [東京大学]
  • K9-205-03
    社会的ジレンマを体験するためのカードゲーム教材が協力行動意図に与える影響の検討
    ◎福山 佑樹 [早稲田大学], 中原 淳 [東京大学], 森田 裕介 [早稲田大学]
  • K9-205-04
    ゲーム/ゲーミングの教育学的位置づけとそれに応じた設計原理・手法
    ○松田 稔樹 [東京工業大学]